改名手続きの費用相場と手続き【弁護士・司法書士の選び方】

改名手続き費用相場 士業関係依頼
改名手続きの費用相場と各法律事務所の特徴を比較。選び方、目的別におすすめをご紹介します。

名前や苗字を変えたいとお悩みの方は多いことと思います。

キラキラネームが大人になって悩みとなり、改名を申請している人も増えているようです。

氏名は裁判所に申し立てをすることで、変更することができます。

この記事では、改名手続にかかる費用の相場と、手続の詳細について紹介していきたいと思います。専門家選びから、自分で手続を進める際の手順まで、丁寧に解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

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改名手続きの詳細・申請方法

改名手続きの詳細・申請方法

氏名を変える場合には、原則として家庭裁判所の許可が必要となります。そのため、氏名変更をする際には、まず家庭裁判所に申立書を提出する必要があります。

具体的にどのような手続が必要で、どのような条件で認められるのか、について以下詳しく解説していきます。

家庭裁判所での申立て

家庭裁判所では、以下の3つの申立てを受け付けています。

1.氏の変更許可の申立て
2.名の変更許可の申立て
3.子の氏変更許可の申立て

苗字も名前も変更したい場合には、1と2をそれぞれ申立てしなければなりません。

許可がおりるための条件

どのような条件を満たせば、家庭裁判所から変更の許可が降りるのでしょうか。

氏の変更については「やむを得ない事由」が必要とされ、名の変更については「正当な事由」が必要とされています。

氏を変更する条件の、「やむを得ない事由」については、以下のような事由が一例として挙げられています(あくまで例示ですので他の場合にも認められることがあります)。

  • 婚姻前後の氏に戻したい
  • 奇妙な氏だったり、難しくて正しく読んでもらえなかったりする
  • 通称として長い間使ってきた氏である
  • 外国人の両親や配偶者の氏にしたい

名を変える条件の「正当な事由」についても、以下のような例が挙げられています(こちらも例示)。

  • 奇妙な名だったり、難しくて正しく読んでもらえなかったりする
  • 同姓同名の者がいて、生活に支障がある
  • 異性や外国人と間違われることがある
  • 通称として長い間使ってきた名である

これらに該当さえすれば認められるというわけではなく、家庭裁判所が個別事例ごとに具体的に判断していくこととなります。

参考:改名・改姓相談.com

必要書類について

氏名変更の申立てを家庭裁判所にする場合、以下のような書類等が必要となります。

  • 申立書
  • 申し立てる人の戸籍謄本
  • 変更の理由を裏付ける資料など
  • 収入印紙や郵便切手(手数料)

申立書は、家庭裁判所に足を運べば書式をもらうことができますし、裁判所のウェブサイトからダウンロードして利用することもできます。

戸籍謄本は、発行されてから3か月以内のものでなければなりません。本籍地が遠い場合には、郵送で受け取ることもできるので、役所に問い合わせてみるといいでしょう。

変更の理由を裏付ける資料などは、通称に変更する場合には実際にその通称を使ってきたことを証明するものが必要となります。婚姻時に使っていた姓に変える場合には、旧姓のころの戸籍謄本などが必要です。

手数料については、切手の料金が家庭裁判所ごとに異なっているので、直接家庭裁判所に問い合わせて額を準備するようにするといいでしょう。

申立後の手続

申立書など必要書類を提出した後は、4つの流れに分かれます。

  • 呼出されて裁判からの審判を受ける
  • 呼出されて参与員の予備審問を受ける
  • 郵送による書面の照会を受ける
  • 提出書類のみで通る場合

場合によっては、家庭裁判所に呼び出されて、審判や審問を受けることもあるのです。

この審判などの際、弁護士に依頼しておけば代理人として同席してくれるなどのサービスを受けることができます。氏名変更が簡単に通りそうにない場合には、弁護士に依頼をしておくと安心できるのですね。

(参考:氏名変更相談センター

改名手続きの流れ

改名手続きの流れは以下の通りです。

改名手続きの流れ 氏名変更相談センターの事例)
  • STEP1
    改名手続を依頼する
    まず、改名手続きの代行を専門家へ依頼しましょう。本記事ではオススメの専門家、選び方などを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
  • STEP2
    必要となる書類を用意する
    改名のために必要な書類(身分証明書、氏・名の変更理由を裏付ける資料、戸籍謄本など)を用意します。代行者には必要な書類や手続きの流れについて相談しましょう。
  • STEP3
    家庭裁判所へ苗字・名前の変更の申し立て
    用意した書類と必要な申立書を添えて、家庭裁判所に改名の申し立てを行います。
  • STEP4
    書面照会(照会書)、審問
    申立後は必要に応じて、裁判官からの書面照会や審問が行われることがあります。家庭裁判所に出廷し、変更の理由や目的などを説明することが求められる場合があります。
  • STEP5
    改名許可後の手続き
    改名の許可がおりた場合は新しい名前を使用するために、役所への氏または名の変更届を出します。そのほか、運転免許証や銀行口座などの各種書類や身分証明書を更新する必要があります。

氏名変更相談センターより参考事例)

改名手続きの料金相場:12万円~16万円【おすすめ各法律事務所比較】

改名手続きの料金相場
改姓や改名の手続をする場合、自分で行う場合と専門家に依頼する場合とで料金が大きく異なってきます。

専門家に依頼する場合には、着手金や成功報酬などで12万円程度の費用がかかります。改名・改姓を担当できる専門家には、弁護士・司法書士・行政書士などがいます。

以下、まずは、専門家に依頼する場合の料金相場について紹介していきます。

改名・改姓相談.com:132,000円~(東京)

改名・改姓相談.comを運営している司法書士・吉越清顕での手続の場合には、着手金と成功報酬が発生します。

改名・改姓相談.comの料金相場

改名・改姓相談.comの料金相場

(※改名・改姓相談.com公式サイトより料金抜粋)

 

コース 料金(税込)
相談料 初回の相談料は無料
2回目以降:5,500円
名前の変更
着手金 66,000円
成功報酬 66,000円~
氏の変更
着手金 66,000円
成功報酬 66,000円~

(※改名・改姓相談.com改名手続き料金一覧:2025年6月9日時点)

まず、改姓・改名手続の場合、相談料は1回あたり5,500円となります。

名前を変更する改名手続の場合、着手金が66,000円、成功報酬が66,000円~となります。苗字を変更する改姓手続の場合、着手金が66,000円、成功報酬が66,000円~となります。

改名・改姓相談.comの
公式サイトはコチラ

サービス名 改名・改姓相談.com
運営会社名 司法書士事務所 吉越清顕
会社住所 〒102-0072
東京都千代田区飯田橋4-3-3第11相信ビル4階
電話番号 090-3224-9096
営業時間
定休日
料金 132,000円~
アクセス 東京メトロ飯田橋駅より徒歩3分(GoogleMap
お問い合わせ https://rename-consultant.com/contact-form/
特徴 相談料は1回あたり5,500円で、正式に依頼した場合は相談料を着手金に充当することになります。
公式HP https://rename-consultant.com/

氏名変更相談センター:121,000円~(大阪)

氏名変更相談センターを運営している司法書士事務所エベレスト大阪事務所の場合、121,000円で受任してくれます。

氏名変更相談センターの料金相場

氏名変更相談センターの料金相場

(※氏名変更相談センター公式サイトより料金抜粋)

 

名目 料金(税込)
着手金 44,000円
成功報酬 77,000円
相談料 メール:無料
電話:初回10分無料
以降20分につき4,000円
対面・Zoom:30分5,500円
部分サポート料金
照会書・回答書サポート 55,000円
その他サポート料金
戸籍謄本の取得 1通3,500円
海外在住サポート 11,000円
通称名実績サポート
初年度33,000円
次年度以降11,000円
即時抗告(弊所での申立後) 55,000円
再度申立(弊所での申立後) 11,000円
変更届出代行提出 16,500円
戸籍訂正許可の申立
着手金44,000円
成功報酬77,000円

(※氏名変更相談センター改名手続き料金一覧:2025年6月9日時点)

着手金が44,000円で、成功報酬は77,000円となります。また、相談はメールでの相談が無料、電話での相談が初回10分以内は無料、以降20分につき4,000円、対面・Zoomでの相談が30分5,500円となっています。

エベレスト大阪は大坂の事務所ですが、全国での案件に対応しています。

各種の変更届代行提出もオプションプランで対応してくれるのが魅力です。

氏名変更相談センターの
公式サイトはコチラ

サービス名 氏名変更相談センター
運営会社名 司法書士事務所エベレスト大阪
会社住所 〒530-0036
大阪市北区与力町1番5号 与力町パークビル4階
電話番号 06-6352-8848
営業時間 【平日】12:00~15:30
定休日 土日祝
料金 121,000円~
アクセス JR大阪天満宮駅より徒歩7分(GoogleMap
お問い合わせ https://osaka-everest.com/mail/?from_pg=572
特徴 改名許可が長期になる場合は長期サポートあり。
公式HP https://osaka-everest.com/

小川綜合法律事務所:165,000円(東京)

弁護士小川綜合法律事務所の改名手続の場合の場合、弁護士費用(着手金)として165,000円がかかります。

小川綜合法律事務所の料金相場

小川綜合法律事務所の料金相場

(※小川綜合法律事務所公式サイトより料金抜粋)

 

弁護士費用 料金(税込)
手数料 165,000円
申立手数料
収入印紙代 800円
切手代 数百円くらい
その他 交通費等
成功報酬 なし
相談料 初回1時間以内無料
2回目以降の相談や1時間を超える相談は有料
出張相談 相談料30分11,000円

日当11,000円〜

(※小川綜合法律事務所改名手続き料金一覧:2025年6月9日時点)

弁護士ですので、手続代理人として裁判所で各種手続を行ってくれます。司法書士や行政書士の場合、申請書類の作成代行などはできますが、裁判所で代理人として活躍することはできません。

司法書士などと比べるとやや費用は高くなりますが、何から何まで任せることができるのが弁護士に依頼するメリットといえるでしょう。

ただし、小川綜合法律事務所は東京の事務所ですので、その他の地域の方は利用できないか、出張旅費などが発生することがありますので、注意が必要です。

小川綜合法律事務所の
公式サイトはコチラ

事務所名 小川綜合法律事務所
住所 〒160-0004
東京都新宿区四谷1-18綿半野原ビル別館5
電話番号 03-5368-6391
営業時間 平日10:00~19:00
定休日 土日祝
料金 165,000円
アクセス JP線中央線・東京メトロ丸の内線・南北線四谷駅より徒歩2分(GoogleMap
お問い合わせ yamamoto@ogawalaw.com
特徴 成功報酬無しで行ってくれます。
公式HP http://yamamoto-ogawalaw.com/index.php?FrontPage

改名手続きの料金一覧・比較表 まとめ

改名手続きの料金相場と改名手続きごとの特徴を以下の表にまとめました。

改名手続き名 料金相場 相談料 出張相談料 地域 特徴
改名・改姓相談.com 132,000円~ 初回の相談料は無料
2回目以降:5,500円(1時間程度)
記載なし 東京(千代田区) ・改名、改姓手続きの相談は1時間程度
・着手金と成功報酬が発生する
氏名変更相談センター 121,000円~    メール:無料
電話:初回10分無料
以降20分につき4,000円
対面・Zoom:30分5,500円
記載なし       大阪(大阪市)  ・着手金と成功報酬が発生する        
・相談件数、年間1,500件以上の実績
小川綜合法律事務所 165,000円 初回1時間以内無料
2回目以降の相談や1時間を超える相談は有料
相談料30分11,000円
日当11,000円〜
東京(新宿区) ・司法書士などと比べるとやや費用は高くなる
・成功報酬はかからない

総評

東京周辺にお住みの方で、費用を安く抑えたい方であれば、改名・改姓相談.comがお勧めです。

大阪や愛知、静岡にお住みの方であれば、司法書士エベレスト大阪がお勧めです。

東京周辺にお住みの方で、裁判に伴う手続きや代理人も頼みたい方であれば小川綜合法律事務所がお勧めです。

自分で行う場合:数千円

自分で行う場合には、1,000~3,000円ほどの費用がかかるだけです。

申立書に収入印紙800円が必要となります。苗字を変える場合には、別途手数料150円が必要です。

また、申立ての際に切手を裁判所に提出しなければなりません。名前の変更の場合、東京家裁ですと1,770円。氏の変更の場合、1,770円となります。

裁判所によって必要となる切手の額は異なりますが、そこまで高くはないのでご安心ください。

氏名変更相談センター 改名までの期間

氏名変更相談センター 改名までの期間 (※氏名変更相談センターより画像抜粋)

氏の変更 名の変更
収入印紙 800円 800円
許可後 収入印紙 150円
郵便切手 東京 1,770円 1,770円
郵便切手 大阪 550円 550円
郵便切手 福岡 1,770円 1,770円

しかし、自分で全てを行う場合は裁判所や役所が通常業務を行っている平日に手続きを行わなければなりません。

平日に仕事を持っている方であれば、有給を使って休みを取らなければなりません。

1日、二日であれば、有給も取得できるかもしれませんが、改名にかかる期間は少なくても10日、長ければ2ヶ月ぐらいかかります。

改名手続き専門家の選び方

改名手続き専門家の選び方

改名手続きの方法や改名手続き専門業者の料金相場について紹介しました。

では、具体的にどのような専門業者に依頼すればよいのでしょうか?

以下では、改名手続きの専門家の選び方について紹介していきます。

無料相談を利用する

改名手続きの専門業者と言っても千差万別で色々な方がいます。

親身になって相談を聞いてくれる方もいれば、機械的に作業を進める方もいるかもしれません。

そこで実際に相談して、その人物の人となりを知ってから依頼する方が失敗は無くなります。

専門業者によっては初回の相談を無料で受けてくれる所もありますので、相談して、人となりを知り、実際にどれくらいの金額がかかるのか見積を出してもらいましょう。

小川綜合法律事務所の無料相談

小川綜合法律事務所の無料相談

(※小川綜合法律事務所より画像抜粋)

小川綜合法律事務所の場合、初回1時間は無料、2回目以降の相談や1時間を超える相談は有料となります。

改名手続き名 無料相談の有無 概要
改名・改姓相談.com 初回の相談料は無料
2回目以降:5,500円(1時間程度)
氏名変更相談センター メール:無料
電話:初回10分無料
以降20分につき4,000円
対面・Zoom:30分5,500円
小川綜合法律事務所 初回1時間以内無料
2回目以降の相談や1時間を超える相談は有料

長期間サポートで選ぶ

改名許可が降りなくて改名まで長期に渡ることがあります。

そんな時に長期にわたってサポートしてくれる方が助かります。

長期に渡ってサポートしてくれる専門業者を選ぶ事をお勧めします。

氏名変更相談センター 長期サポート

氏名変更相談センター 長期サポート (※氏名変更相談センターより画像抜粋)

氏名変更相談センターの場合、改名許可がおりるまで長期間サポートしてくれることがHPに明記されています。

改名手続き名 サポートについて
改名・改姓相談.com 記載なし
氏名変更相談センター 申立~許可までの有料サポートあり
小川綜合法律事務所 記載なし

近くに専門業者がいない方なら出張サービスを行っている業者を選ぶ

地方に住んでして近くに改名手続きの専門業者がいない方であれば、出張サービスを行っている業者を選ぶこともできます。

出張費が別途かかりますが、自分で行うのができない方や時間が取れない方であれば、利用する事をお勧めします。

小川綜合法律事務所の出張相談

小川綜合法律事務所の出張相談
(※小川綜合法律事務所より画像抜粋)

小川綜合法律事務所の場合、来所が困難な方を対象に出張相談を提供しています。

改名手続き名 出張相談の有無 概要
改名・改姓相談.com × 記載なし
氏名変更相談センター × 記載なし
小川綜合法律事務所 相談料30分11,000円
日当11,000円〜

裁判が必要な場合は弁護士に依頼した方が手間がかからない

改名が難しくて裁判所で申立てや予備審問・審判が必要な場合は代理人として同席してくれるなどサービスを受けることができます。

行政書士や司法書士では代理人として立ち会うことができません。

小川綜合法律事務所 代理人

小川綜合法律事務所 代理人 (※小川綜合法律事務所より画像抜粋)

小川綜合法律事務所は手続代理人として申立てや予備審問・審判への立ち会いも可能です。

改名手続きでよくある質問・FAQ

「通称名」と「改名」の違いは何?

通称名とは、戸籍上の名前を変更せずに、日常生活の中で別の名前を使用することを指します。正式な法的氏名ではありません。一方、改名は家庭裁判所の許可を受けて戸籍上の名前自体を正式に変更する手続きで、法律的な効力を持ちます。
(参考:氏名変更相談センター|通称名とは?通称の使える範囲や通名実績での改名手続きを解説

申立てから許可が下りるまで、どれくらい時間がかかる?

一般的に、氏の変更は1〜3か月程度、名の変更は1〜2か月程度で許可されることが多いとされています。ただし、申し立ての内容や家庭裁判所の混雑状況、地域によって差があり、場合によっては半年から1年ほどかかるケースもあります。
(参考:氏名変更相談センター|苗字・名前の改名手続きを丁寧に解説|氏名変更を成功させるには?

改名が許可された後の手続きは?

家庭裁判所で改名の許可が下りた後、そのままでは戸籍は変更されません。変更を正式に戸籍に反映させるためには、本籍地または住所地の市区町村役場に名の変更届を提出する必要があります。提出書類については、戸籍謄本などが必要となる場合もあるため、事前に役場に確認しておくと安心です。戸籍の変更が完了したら、運転免許証やマイナンバーカード、銀行口座など、日常生活で使用する各種名義の変更手続きも順次行いましょう。
(参考:裁判所|名の変更許可

改名後、戸籍の記載はどうなるの?

名の変更届を提出すると、戸籍の氏名欄には新しい名前が記載され、身分事項欄には変更日や旧名、届出人(本人以外の場合)が記録されます。旧名の記録は、転籍や他の戸籍に移ると引き継がれませんが、変更日などの記録は保持されます。なお、同じ戸籍内に子どもがいる場合は、その子の父母欄に記載された親の名も新しい名に変更されます。氏の変更の場合も同様に、戸籍事項欄に変更内容が残り、婚姻などで別戸籍になるとその記録は引き継がれません。
(参考:改名改姓相談.COM|戸籍の種類と戸籍に記載される改姓、改名の記録の内容の解説

改名は一度しかできないの?

改名は一度限りという決まりはありませんが、すでに改名が許可された人が再度申立てを行う場合、最初の改名よりも厳しく審査される傾向があります。一方で、最初の申立てが却下された場合の再申立てについては、特別に厳格になることはありません。ただし、却下された内容とほとんど変わらない理由で再申立てをする、短期間のうちに繰り返す、などといった場合は、再び却下される可能性があります。再申立てを検討する際は、理由や状況の変化を慎重に見極めることが重要です。
(参考:氏名変更相談センター|2度目の改名申立を許可してもらうには?

専門家に依頼するメリットは?

改名には「やむを得ない事由」や「正当な事由」が求められますが、実際の判断は家庭裁判所の裁量に大きく左右されます。そのため、提出書類の内容や面談での対応が結果を左右する重要な要素となります。多くの方にとって改名は初めての手続きであり、進め方に不安を感じることも少なくありません。経験豊富な専門家であれば、理由書や資料の作成支援、面談対策、必要書類の取得・提出代行までサポートしてくれるため、手続きの成功率を高める心強い味方となります。
(参考:ベリーベスト法律時事務所:戸籍上の名前は変えられる? 改氏・改名手続きの方法を弁護士が解説|

まとめ

以上、改名手続にかかる料金の相場と、手続詳細について解説してきました。

改名手続を自分で行う場合には、数千円の費用だけで名前を変えることができます。専門家に依頼する場合には、12万円前後の費用が発生します。

改名手続は家裁に申し立てをすることで行うことができます。氏名を変更するためには、一定の条件を満たす必要があります。必要書類などを提出した後は、家裁に呼び出されて審問を受けるケースもあります。

審査を通すためにはやはり専門家のアドバイスが必要となり、上記のように依頼料がかかってくるようですね。

氏名変更を検討している方の参考となったのであれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

改名手続き比較表

画像 改名・改姓相談.com 氏名変更相談センター 小川綜合法律事務所
名称 改名・改姓相談.com   氏名変更相談センター   小川綜合法律事務所   
料金相場 132,000円~ 121,000円~ 165,000円
相談料 初回の相談料は無料
2回目以降:5,500円(1時間程度)
メール:無料
電話:初回10分無料
以降20分につき4,000円
対面・Zoom:30分5,500円
初回1時間以内無料
2回目以降の相談や1時間を超える相談は有料
出張相談料 記載なし 記載なし 相談料30分11,000円
日当11,000円〜
地域 東京(千代田区) 大阪(大阪市) 東京(新宿区)
特徴 申立書の相談、作成代行、提出、裁判所の面談への同行を行ってくれます。 裁判所が許可する要件がどの程度なのかが経験上分かり、許可がおりるポイントを抑えた書類を作成することができる。 弁護士なので、裁判所で裁判所で各種手続や代理人など何から何まで任せることができる。

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