- 危険物取扱者試験講座の料金相場は6千円~4万円ほどです。
- 技術系・現場系資格に特化している「SAT」はおすすめ。テキストがコンパクトで学習しやすく、動画学習が隙間時間に最適と評判。一発合格者多数。実績で選ぶならここ。
- 安さ・コスパで選ぶなら「スタディング」が破格の6千円台で受講可能です。
危険物取扱者試験を受けたいと思っている方で、講座を選ぶので悩んでいる方は多いことでしょう。
この記事では、危険物取扱者とは何なのか、危険物取扱者試験講座の料金相場・選び方・安くする方法は何なのかについて解説していきます。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
危険物取扱者とは
危険物取扱者は、ガソリンスタンドなど危険物を取り扱う施設に一定人数配置しなければならない専門家です
※詳細は消防試験研究センターの公式サイトを参照。
危険物取扱者は甲種・乙種・丙種に分かれており、甲は危険物全類を取り扱うことができます。ガソリンスタンドで必要となるのは「乙種4類」(乙四)と呼ばれる資格を持った人です。そのため、乙四は危険物取扱者試験の中でも人気の資格となっています。
危険物取扱者資格を持っておくと、ガソリンスタンドなどへの就職が有利になります。危険物取扱者という職業の括りでの調査結果はないので年収データなどはありませんが、資格で手当がつき給料がアップするケースも珍しくはありません。
危険物取扱者試験の難易度
危険物取扱者試験は甲・乙・丙種の3種類に分かれます。
それぞれの受験者数や合格率は以下の通りです。
【甲種の合格率】
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年 | 22,278名 | 8,196 | 36.8% |
令和3年 | 22,835名 | 9,050名 | 39.6% |
令和2年 | 17,957名 | 7,632名 | 42.5% |
平成31年度/令和1年度 | 19,540名 | 7,721名 | 39.5% |
平成30年 | 20,977名 | 8,358名 | 39.8% |
【乙種の合格率】
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年 | 277,310名 | 108,317名 | 39.1% |
令和3年 | 295,437名 | 127,876名 | 43.3% |
令和2年 | 250,889名 | 112,721名 | 44.9% |
平成31年度/令和1年度 | 282,416名 | 126,875名 | 44.9% |
平成30年 | 304,356名 | 136,471名 | 44.8% |
【丙種の合格率】
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年 | 22,044名 | 11,252名 | 51.0% |
令和3年 | 24,220名 | 12,442名 | 51.4% |
令和2年 | 23,484名 | 12,684名 | 54.0% |
平成31年度/令和1年度 | 27,523名 | 13,879名 | 50.4% |
平成30年 | 30,028名 | 15,366名 | 51.2% |
(※消防試験研究センター「試験実施状況」より引用)
甲種は年間約2万人が受験しています。平均合格率はおよそ40%です。
乙種は年間約30万人が受験しています。平均合格率はおよそ43%です。
乙種だけ年間受験者数が多いのは試験に1〜6類まであるからです。その中でも4類の試験が一番人気が高く、他の試験が年間約1万人に対して4類は年間約20万人が受験しています。
丙種は年間約2.5万人が受験しています。平均合格率はおよそ52%です。
危険物取扱者資格取得までの流れ
危険物取扱者資格を取得するための一般的な流れは以下の通りです。
-
STEP1
-
STEP2講座を受講する通学講座では、実際の教室で授業を受けることができます。通信講座では、WebやDVD、テキストを通じて学習します。学習時間60~100時間程度必要と言われています。
-
STEP3危険物取扱者試験を受験する試験を受験するために、消防試験研究センターに受験申し込みを行います。受験する都道府県によって試験日・実施回数が異なるので注意が必要です。
-
STEP4危険物取扱者試験危険物取扱者試験は甲・乙・丙種の3種類あり、試験内容も難易度も違います。試験方法はマークシート形式です。
-
STEP5合格発表・免状交付合格した後は消防試験研究センターに免状交付の申請を行います。申請が承認されると、免状が発行され、危険物取扱者資格を取得できます。
(消防試験研究センターより参考事例)
危険物取扱者試験講座の料金相場:5,940円~39,000円【おすすめ予備校比較】
危険物取扱者試験講座の料金相場は、5,940円が最安値、最高値が39,000円となっています。
一番安いスタディングの5,940円は、競合他社を大きく引き離した料金設定です。
危険物取扱者試験講座では、乙種や甲種など、試験のレベルによって講座の価格が異なっているのが特徴です。
SAT:8,580円~32,780円
- SAT危険物取扱者試験講座の料金は乙種4類(乙四)と乙種123456類が8,580円〜21,780円、甲種が28,380円〜32,780円ほどです。
- 技術系・現場系の資格に特化した予備校でT危険物取扱者試験講座にも強み。一発合格者多数。
- テキストが分厚くなく、講義の質も高く、効率的な学習ができると評判が高い
- 添削サポート、30日間返金保証、教育訓練給付対応
- SAT公式サイト・資料請求はこちら
SATの危険物取扱者試験講座の料金は、乙種4類(乙四)と乙種123456類が8,580円〜21,780円、甲種が28,380円〜32,780円となっています。
(※SAT公式サイトより引用)
コース名 | 料金(税込) |
乙種4類 | 8,580円〜21,780円 |
乙種123456類 | 8,580円〜21,780円 |
甲種 | 28,380円〜32,780円 |
(※SATの料金一覧:2023年7月12日時点)
SATは現場系・技術系の資格を専門に取り扱っている資格スクールです。
動画講義(DVDかe-ラーニング)が10時間分ついており、テキストを読むだけでは把握しづらい箇所まで理解を深めることができます。
通信講座ですが、質問に対応してくれるフォロー制度が整えられています。分からない箇所をスマホで撮影することで手軽に質問ができるのです。独学では疑問点の解消が一番の課題となるので、このフォロー制度は重宝することでしょう。
乙四だけでなく、乙の全種類と甲種にも対応しているのも魅力といえるでしょう。
※SAT公式Youtubeチャンネルでは申し込み方法やサンプル講義が公開されていますのでこちらも参考に♪
※合格者インタビューも多数公開されています。
運営会社名 | SAT株式会社 |
会社住所 |
〒564-0051
大阪府吹田市豊津町9-1 ビーロット江坂ビル18階
|
電話番号 | 06-6310-1666 |
料金 | 乙種4類:8,580円〜21,780円 乙種123456類:8,580円〜21,780円 甲種:28,380円〜32,780円 |
主な予備校 | 通信講座のみ |
お問い合わせ | https://www.sat-co.info/ec/inquiry/create/ |
特徴 | 現場系・技術系の資格を専門に取り扱っている資格スクール。乙四だけでなく、乙の全種類と甲種にも対応しています。 |
公式HP | https://www.sat-co.info/ |
ユーキャン:39,000円
ユーキャンの危険物取扱者試験講座(乙四・丙種)の料金は、一括払いで39,000円、分割払いですと月々3,300円の12回払いとなっています。
(※ユーキャン公式サイトより引用)
コース名 | 一括払い(税込) | 分割払い |
危険物取扱者講座(乙四・丙種) | 39,000円 | 3,300円×12回 |
(※ユーキャンの料金一覧:2023年7月12日時点)
ユーキャンは多種多様な資格の通信講座を開設していることで有名なスクールです。特に危険物取扱者試験については、講座を30年以上開講しているという実績があります。
合格に必要な教材が送られてくるので、安心して勉強に集中することができます。
ユーキャンの場合、講座などはなくテキスト等の教材を自分で読み進めていく受講形態となっています。
ユーキャンの講座は乙種4類(乙四)と丙種に対応しています。
運営会社名 | 株式会社 ユーキャン |
会社住所 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-2-38 |
電話番号 | 03-5388-6111 |
料金 | 危険物取扱者講座(乙四・丙種):39,000円 |
主な予備校 | 通信講座のみ |
お問い合わせ | https://www.u-can.co.jp/company/reference.html |
特徴 | 多種多様な資格の通信講座を開設していることで有名なスクール。乙種4類(乙四)と丙種に対応しています。講座などはなくテキスト等の教材が送られてきます。 |
公式HP | https://www.u-can.co.jp/ |
フォーサイト(Foresight):10,800円
フォーサイトの危険物取扱者試験講座の料金は、10,800円となっています。
(※フォーサイト公式サイトより引用)
コース名 | 料金(税込) |
危険物取扱者乙種4類 スピード合格講座 | 10,800円 |
(※フォーサイトの料金一覧:2023年7月12日時点)
フォーサイトは、様々な士業などの資格試験指導を行っている通信制の資格予備校です。
フルカラーのテキストや機能的に作られた過去問題集など、教材の良さが特徴です。また、教材だけでなく講義動画もついてくるので、勉強を進めるモチベーションが長続きします。
対応している試験は、乙種4類(乙四)だけです。
運営会社名 | 株式会社フォーサイト |
会社住所 | 〒113-0033 東京都文京区本郷6-16-2 フォーサイトビル |
電話番号 | ー |
料金 | 危険物取扱者乙種4類 スピード合格講座:10,800円 |
主な予備校 | 通信講座のみ |
お問い合わせ | https://www.foresight.jp/ask/ |
特徴 | 様々な資格試験指導を行っている通信制の資格予備校。対応している試験は、乙種4類。フルカラーのテキストや機能的に作られた過去問題集など、教材の良さが特徴です。 |
公式HP | https://www.foresight.jp/ |
スタディング:5,940円
スタディングの危険物取扱者試験講座の料金は、5,940円となっています。競合他社と比べて最安値です。
(※スタディング公式サイトより引用)
コース名 | 通常料金(税込) | 割引料金(税込) |
危険物取扱者 乙種4類合格コース | 5,940円 | 4,840円 |
(※スタディングの料金一覧:2023年7月12日時点)
スタディングは、各種資格の講座を格安価格で提供している通信制の資格予備校です。
業界の他社と比べると、驚くような安さに驚くかもしれません。しかし、テキストを紙媒体でなくWEBテキストにするなど、コストを徹底的にカットした企業努力の結果なので、ご安心ください。
合計8時間以上のビデオ講義がついているので、通信制でも計画的に勉強を進めていくことができます。e-ラーニングを使ったスマート問題集など、WEBをうまく使った教材・指導が特徴です。
対応している試験は、乙四(乙種4類)のみです。
運営会社名 | KIYOラーニング株式会社 |
会社住所 | 〒102-0094 東京都千代田区永田町2丁目10番1号 永田町山王森ビル4階 |
電話番号 | ー |
料金 | 危険物取扱者 乙種4類合格コース:5,940円 |
主な予備校 | 通信講座のみ |
お問い合わせ | https://member.studying.jp/contact/?chairType=26 |
特徴 | 各種資格の講座を格安価格で提供している通信制の資格予備校。対応している試験は、乙四(乙種4類)のみ。eラーニングを使ったスマート問題集など、WEBをうまく使った教材・指導が特徴です。 |
公式HP | https://studying.jp/ |
たのまな:15,400円~19,800円
「たのまな」の危険物取扱者試験講座の料金は、甲種が19,800円で、乙種が15,400円となっています。
(※たのまな公式サイトより引用)
コース名 | 料金(税込) |
甲種 | 19,800円 |
乙種12356類・乙種第4類 | 15,400円 |
(※たのまなの料金一覧:2023年7月12日時点)
「たのまな」は、多数の資格を取り扱っているヒューマンアカデミーの通信講座です。
業界でもあまり扱っていない甲種試験にも対応しているので、甲種突破を狙っている人におすすめです。
動画の講義などはついておらず、通信教育用のテキストと、問題集を読み進める半独学形式となります。4回のレポート提出もありますので、よいペースメーカーとなってくれることでしょう。
運営会社名 | ヒューマンホールディングス株式会社 |
会社住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F |
電話番号 | 03-6846-8001 |
料金 | 甲種:19,800円 乙種12356類・乙種第4類:15,400円 |
主な予備校 | 通信講座のみ |
お問い合わせ | https://www.athuman.com/contact/ |
特徴 | 多数の資格を取り扱っているヒューマンアカデミーの通信講座。動画の講義などはついておらず、通信教育用のテキストと問題集を読み進める半独学形式となります。 |
公式HP | https://www.tanomana.com/ |
JTEX(日本技能教育開発センター):15,400円~19,800円
JTEXの危険物取扱者試験講座の料金は、乙種で15,400円、甲種で19,800円となっています。
(※JTEX公式サイトより引用)
コース名 | 料金(税込) |
甲種 | 19,800円 |
乙種12356類・乙種第4類 | 15,400円 |
(※JTEXの料金一覧:2023年7月12日時点)
JTEXは、「職業訓練法人 日本技能教育開発センター」の略で、ものづくりや技能教育の通信講座を中心に提供している団体です。
JTEXの通信講座の形態は、テキスト2冊などの教材が送られてきて、4回のレポートを提出する形式となっています。動画の講義などはついてきません。しかし、問題集のレベルの高さなどに定評があります。
乙四だけでなく、乙種全体や甲種にまで対応してくれているので、よりハイレベルな試験に挑戦したい方におすすめです。
運営会社名 | JTEX 職業訓練法人 日本技能教育開発センター |
会社住所 | 〒162-8488 東京都新宿区岩戸町18 日交神楽坂ビル |
電話番号 | 03-3235-8686 |
料金 | 甲種:19,800円 乙種12356類・乙種第4類:15,400円 |
主な予備校 | 通信講座のみ |
お問い合わせ | https://www.jtex.ac.jp/contact |
特徴 | ものづくりや技能教育の通信講座を中心に提供している団体。乙四だけでなく、乙種全体や甲種にまで対応。テキスト2冊などの教材が送られてきて、4回のレポートを提出する形式です。 |
公式HP | https://www.jtex.ac.jp/ |
危険物取扱者試験講座一覧・料金比較 まとめ
以上、6社の資格スクール・予備校などを紹介してきました。料金相場について、改めて表で説明します。
【危険物取扱者試験講座 比較表】
予備校名 | 乙種の 料金 |
丙種の 料金 |
甲種の 料金 |
特典など | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
SAT |
8,580円〜21,780円 | ー | 28,380円〜32,780円 | 破損・不具合DVDの1年間交換サービス サポート期間延長 |
・テキストと動画講義(DVDかe-ラーニング)が10時間分付いてくる。質問に対応してくれるフォロー制度あり。 |
ユーキャン | 39,000円 | 39,000円 | ー | 特になし | ・講座などはなくテキスト等の教材を自分 で読み進めていく受講形態。 |
フォーサイト | 10,800円 | ー | ー | 合格すればamazonギフトコード最大1,000円分プレゼント | ・フルカラーのテキストや機能的に作られた過去問題集など、教材の良さが特徴。講義動画もあり。 |
スタディン |
5,940円 | ー | ー | 期間限定割引 無料登録で10%OFFクーポンプレゼント 合格お祝いギフト券1,000円分進呈 |
・e-ラーニングを使ったスマート問題集など、WEBをうまく使った教材・指導が特徴。合計8時間以上のビデオ講義付き。 |
たのまな | 15,400円 | ー | 19,800円 | 特になし | ・動画の講義などはついておらず、通信教育用のテキストと、問題集を読み進める半独学形式となる。 |
JTEX | 15,400円 | ー | 19,800円 | 特になし | ・テキスト2冊などの教材が送られてきて、4回のレポートを提出する形式。動画の講義などはなし。 |
以上、危険物取扱者試験対策講座の料金の幅は、5,940円~39,000円となっています。
最も安いスタディング(5,940円)は、紙テキストをなくし電子化するなどの企業努力の結果、安値を実現しています。最も高い39,000円のユーキャンは、知名度が高い大手予備校ならではの強気な料金設定といえるでしょう。
甲種を取得したい場合、19,800円~32,780円の費用が必要となります。ハイレベルな分、対策費用もそれなりに必要となってくるのですね。
危険物取扱者試験講座の選び方
危険物取扱者試験講座にも様々な種類があって、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。以下では、危険物取扱者試験講座の選び方のポイントについて紹介していきます。
知名度では選ばない
今回紹介した6社の中では、ユーキャンが圧倒的知名度を誇っていますが、一般に知られていないからといって実績がないわけではありません。
一般的知名度はないけど、危険物取扱者試験という業界の中では定評があるというスクールが多数あります。
たとえば、SATは現場系・技術系の資格には特に強いスクールで、実際に危険物取扱者試験講座を受講した人のうち85%の人が満足しています。
(SAT公式サイトより評判抜粋)
ユーキャンは知名度があって安心感がありますが、u-canですし、料金も高めの設定となっています。
決して質が悪いわけではありませんが、コスパがいいとはいえない講座です。
(ユーキャン公式サイトより料金抜粋)
受験する試験の種類を決める
危険物取扱者試験には、最も受験者が多くガソリンスタンド勤務などで活躍する「乙種4類」の他にも、乙種各類や、よりハイレベルな「甲種」が存在しています。
乙種の受講よりも、甲種の受講の方が料金が高めになりますし、どこで受講するか決める前に受験する試験の種類を決めておきましょう。
(SAT公式サイトより、試験の種類抜粋)
本当に自分に必要かどうかという視点も大切です。大は小を兼ねるといいますように、甲種を取得すると乙種全類の取り扱いができるようになります。
しかし、ガソリンスタンド勤務に必要なのは主に乙4類だけです。甲種はハードルの高い難関試験ですので、自分に本当にいるのかどうか、しっかり考えましょう。
予備校名 | 種類 |
SAT | 乙種4類・乙種123456類・甲種 |
ユーキャン | 乙種4類・丙種 |
フォーサイト | 乙種4類 |
スタディング | 乙種4類 |
たのまな | 乙種12356類・乙種第4類・甲種 |
JTEX | 乙種12356類・乙種第4類・甲種 |
甲種を受験するならどれを選べばいいのか
ハイレベルな危険物取扱者試験の甲種を受験する場合、どの講座を選べばいいのでしょうか。まず、乙類までにしか対応していない予備校を除外する必要があります。今回紹介したスクールの中では、「たのまな」(19,800円)、SAT(25,800円)、JTEX(19,800円)の3つが甲種を扱っています。
SATだけが高めの値段設定となっていますが、EラーニングやDVDを使った動画講義までついてきて、この値段となっています。たのまなとJTEXは紙教材のみとなっています。講義が欲しい方はSATを選ぶといいでしょう。
(SAT公式サイトより、甲種の3種類の受講形態抜粋)
予備校名 | 料金 | 特徴 |
SAT | 28,380円〜32,780円 | EラーニングとDVD講義付き |
たのまな | 19,800円 | テキスト・過去問題集など |
JTEX | 19,800円 | テキスト・過去問題集など |
合格実績で選ぶ
合格率の高さや合格者数は、講座を選ぶ基準の1つになると思います。
今回紹介した資格スクールで合格実績を掲載しているところをまとめました。
過去の合格実績を掲載しているのはSATだけでした。
危険物取扱者乙種第4類の合格率が86.3%と、一般合格率よりかなり高い実績があります。
危険物取扱者試験対策を安くする方法
危険物取扱者試験の対策を少しでも安くするためにはどんな方法があるのでしょうか。以下、安くする方法を紹介していきます。
無料の各種サービスを活用する
危険物取扱者試験は、受験者数が多い人気資格のため、対策のためのサービスを有料・無料で提供している人が多数います。
たとえば、サイトですと、暗記シートや練習問題が利用できるサイト「危険物取扱者乙4 自習室」などが活用できます。
(「危険物取扱者乙4 自習室」より抜粋)
他に過去問を出してくれる無料のスマホアプリなどもありますので、使い勝手のよいものを探してみるといいでしょう。
教育訓練給付金を活用する
雇用保険に加入している社会人の方でしたら、教育訓練給付金という制度を利用すると受講料金が安くなります。
教育訓練給付金は、雇用保険上の制度で、対象となっている講座を受講すると受講料金の20%(最大10万円まで)が後で戻ってくるというものです。
必ず対象となっている講座でなければなりませんので、公式ホームページで対象内かどうかチェックしたり、電話やメールで問い合わせたりするようにしましょう。
(SAT公式サイトより、教育訓練給付金制度の抜粋)
危険物取扱者試験の受験費用・概要
危険物取扱者試験の受験概要、受験料、日程、科目等については消防試験研究センターのページに記載されています。
甲種は受験資格が必要ですが、乙種と丙種は必要ありません。
試験は書面申請のほか、電子申請も可能です。試験手数料は以下の通りです。
乙種 | 丙種 | 甲種 | |
試験手数料 | 4,600円 | 3,700円 | 6,600円 |
試験時間 | 2時間 | 1時間15分 | 2時間30分 |
試験形式 | 五肢択一式のマークシート形式 | 四肢択一式のマークシート形式 | 五肢択一式のマークシート形式 |
危険物取扱者試験は全国どこでも試験を受ける事ができますが、受験する場所の都道府県によって試験日・実施回数は異なります。
毎月実施しているところもあれば年2回しか実施していないところもあります。ちなみに最も多くの都道府県が試験を実施する月は6月です。
詳細は消防試験研究センターで確認するようにしてください。
危険物取扱者試験講座でよくある質問・FAQ
危険物取扱者試験の受験資格は?
危険物取扱者試験の受験資格は以下の通りです。
乙種・丙種:どなたでも受験可能です。
甲種:特定の資格が必要です。
大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)
乙種危険物取扱者免状を有する者(特定の4つ以上の種類を取得)
修士・博士の学位を有する者で、化学に関する事項を専攻した者
(参考:一般財団法人消防試験研究センター|受験資格|危険物取扱者試験)
危険物取扱者試験講座のメリットは?
危険物取扱者試験講座は、初学者が学習しやすい特徴があります。予備校には長年の実績があります。必要な教材が一式セットで提供され、法改正や試験情報も適宜通知されます。独学では危険物取扱者試験の知識についてわからない点があると解決するのに苦労しますが、講座では専門的な知識のある講師にメールで簡単に質問でき、的確なアドバイスが得られます。講座では質問への迅速な回答により理解度が向上し、確実な受験準備が可能です。
(参考:生涯学習のユーキャン|危険物取扱者講座の特長)
危険物取扱者試験講座をどのように活用すればいい?
講座を受講して「インプット→アウトプット→インプット」の繰り返しで基礎から着実に学習し、理解を深めます。この方法による合格者は多く、危険物取扱者試験の攻略に効果的です。
(参考:資格の学校TAC|危険物乙4はこうやって攻略する!合格のポイントを伝授)
危険物取扱者試験は甲・乙・丙種の3種類に分かれていますが、同時に受験できますか?
危険物取扱者試験では、同時受験や複数受験に特別な制限を設けていません。複数受験が可能で、「まとめて受験して一気に種類を増やしたい!」と考える方もいます。ただし、複数受験が認められるかは、試験を主催する「消防試験研究センター」の支部によって異なります。
受験方法の詳細は各支部に直接問い合わせて確認してください。
(参考:スタディング|危険物取扱者試験はまとめて受験できる?)
危険物取扱者試験に合格するとどのような仕事ができるようになりますか?
危険物取扱者の資格は、タンクローリーや危険物の運搬などの仕事に必須であり、ガソリンスタンド、製油所、工場、研究所など多岐にわたります。資格を持つことで、これらの職場での勤務が可能になります。危険物の扱いに関する知識や技能を身につけ、安全かつ適切な取り扱いが求められる職種で活躍できます。
(参考:CIC日本建設情報センター|危険物取扱者は役に立たない・意味ない? 取得のメリットや実際の業務を紹介)
危険物取扱者試験の甲・乙・丙種の違いは何か?
危険物取扱者試験は甲・乙・丙の3つの種類があり、保有する資格によって扱える「危険物」が異なります。
■ 甲種
第1類から第6類までのすべての「危険物」を扱えます。甲種の資格者が立会いすれば、無資格者も扱えます。
■ 乙種
第1類から第6類までの中で取得した「危険物」のみ扱えます。資格があれば、無資格者の立会いも可能です。
■ 丙種
第4類の中で、ガソリンや灯油など特定の「危険物」のみ扱えます。ただし、無資格者の立会いは不可です。
(参考:CIC日本建設情報センター|危険物取扱者試験とは?甲・乙・丙種それぞれの合格率や難易度をチェック)
まとめ
以上、危険物取扱者試験講座の料金相場・選び方・安くする方法について紹介してきました。
危険物取扱者試験講座の料金相場は、5,940円~39,000円と幅があります。最安値はスタディングの5,940円です。目指す試験の難易度に応じて、料金も高くなっていくのが特徴です。
危険物取扱者試験講座の選び方として、知名度に惑わされない、受験する試験を決める、などのポイントがあります。
危険物取扱者試験対策を安いする方法として、無料の各種サービスを活用する、教育訓練給付金を利用する、などの方法があります。
以上、危険物取扱者試験講座について説明してきましたが、講座選びの参考になったでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございます。
危険物取扱者試験講座の料金比較表
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また、資格情報については他にもございますのでお役立てくださいね。