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販売士試験講座の料金相場と選び方【各社徹底比較】

販売士試験講座の料金相場 資格講座・習い事

小売・流通業界に就職したい人や勤務している人は、業界の知識にもっと精通したいと考えているのではないでしょうか。そんな人におすすめの検定試験が、販売士検定試験です。

この記事では、販売士とは何か、販売士試験講座の料金相場と選び方・安くする方法について紹介していきます。

販売士とは(リテールマーケティング)

販売士とは、販売士検定試験に合格し「販売のプロ」と認められた人物への称号のことです。

合格には流通や小売業界の知識に精通していることが必要となります。国家試験ではなく、日本商工会議所が運営している資格試験です。

販売士はこういう人にオススメ!

販売士はこういう人にオススメ

(※商工会議所の検定試験より引用)

「流通・小売業界で必須の定番資格」として社会から高い信頼と評価を得ている資格なので持っていると、小売業界への転職や就職が有利になります。

参考:商工会議所の検定試験(販売士とは)

販売士検定試験の難易度

販売士検定試験には3級・2級・1級までレベルがあり、どの級から受験することも可能です。

3級は売り場の販売員レベル、2級は売り場の管理者レベル、1級はお店の経営者レベルの知識が問われます。

販売士検定試験はどれくらい難しいのか各レベルの合格率を調べてみました。

販売士検定試験の合格率
期間 3級合格率 2級合格率 1級合格率
2023.4.1~2023.12.31 60.4% 50.6% 18.4%
2022.4.1~2023.3.31 57.1% 55.4% 21.1%
2021.7.28~2022.3.31 63.0% 55.5% 17.2%

(※商工会議所の検定試験(受験者データ)より引用)

3級と2級の合格率が50〜63%以上と高いのに対し、1級は17〜21%と難易度にだいぶ差があります。

ですが17〜21%はしっかりと勉強していれば合格できるというレベルなので、販売士検定試験はそれほど難しくない試験だと思われます。

参考:商工会議所の検定試験(受験者データ)

販売士ができること・メリット

販売士の主な業務として

  • 顧客に合った商品を提供する
  • マーケティング
  • 仕入や在庫の管理
  • 従業員の育成や指導

など、効果的な店舗運営(ストアオペレーション)が求められます。

さらに販売士1級になると、経営計画の立案や商品計画・商品予算の策定などの業務にも携わることができます。

販売士資格取得のメリット

販売士資格を取得すると、小売業全般の知識を持っているということを証明できるので、昇進のきっかけともなるでしょう。給料面でも優遇してもらえることもあります。

試験もそれほど難しくなく、現場対応型の資格なので学習したことを即、実務で役立てることができます。会社の即戦力となれるのが最大のメリットです。

小売業だけでなく、サービス業や飲食業、卸売業、商社など幅広い業界で活躍することができます。

販売士は職業名ではないので、販売士の平均年収などのデータは出されていません。が、資格を持っていない人よりは高くなるはずです。

参考:日本販売士協会

販売士になるまでの流れ

販売士になるまでの流れは以下の通りです。

販売士になるまでの流れ (商工会議所の事例)
  • STEP1
    販売士試験講座を探す
    販売士試験講座を探しましょう。本記事ではオススメの講座、選び方安くする方法などを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
  • STEP2
    講座を受講する
    講座を受講し、販売士試験に合格するため学習を進めます。必要とされる勉強時間は3級が約30時間、2級が約60時間、1級が約100時間といわれています。
  • STEP2
    受験申込手続き
    試験を受験するために、「商工会議所の検定試験」にて受験の手続きを行います。試験は全国の試験会場にて随時行われます。
  • STEP2
    販売士試験
    試験は会場のパソコンを使用し、インターネットを介して試験(CBT方式)を実施します。
  • STEP3
    認定証の発行
    合格者には後日、販売士認定証(カード)が郵送されます。

商工会議所公式サイトより参考事例)

販売士試験講座の料金相場は5,940円~30,800円

販売士試験講座の料金相場

販売士試験講座の料金相場は、一番安いもので5,940円、一番高いもので30,800円となっています。

3級・2級・1級と、目指す級が上がるごとに講座の料金も高くなっていきます。

指導形態もテキストを渡すだけのものから、動画講座がついてくるものまで様々です。

スタディングの販売士対策講座の料金相場: 5,940円~21,780円

スタディングの料金は、3級で5,940円、2級で19,580円、2級と3級のセットコースで21,780円となっています。

スタディングの料金相場

スタディングの料金相場

(※スタディング公式サイトより引用)

コース名 価格(税込)
3級・2級セットコース 21,780円
3級合格コース 5,940円
2級合格コース 19,580円

(※スタディングの料金一覧2024215日時点)

スタディングは、様々な資格講座を格安な値段で提供している資格予備校・資格スクールです。

書籍のみの通信販売が多い販売士試験講座業界の中で、ビデオ講座を提供しているのがスタディングの強味といえるでしょう。

インプットのみならずアウトプットも適宜盛り込みながら指導してくれるので、短期間で確実な合格力を身に着けることができます。

ただし、スタディングは1級には対応していません。1級まで取得したいという方は他の手段を考えなければなりません。

スタディングの販売士対策講座の
詳細はこちら

運営会社名 株式会社 KIYOラーニング
会社住所 〒102-0094
東京都千代田区永田町2丁目10番1号 永田町山王森ビル4階
電話番号 03-6434-5886
料金(税込) 5,940円~21,780円
主な予備校 ・通信講座のみ
お問い合わせ https://member.studying.jp/contact/
特徴 社会人や学生など忙しい人でもスキマ時間を使って効率的に学習できるような講座です。
公式HP https://studying.jp/

日本販売士協会の販売士対策講座の料金相場:22,000円~35,200円

日本販売士協会の料金は、3級が22,000円〜34,100円で、2級が23,780円〜35,200円となっています。スクーリングが追加受講可能で、3級は6,270円、2級は8,360円です。

日本販売士協会の料金相場

日本販売士協会の料金相場

(※日本販売士協会公式サイトより引用)

コース名 価格(税込)
3級通信講座 22,000円
スクーリング:6,270円
3級 オンライン講座 34,100円
2級通信講座 23,780円
スクーリング:8,360円
2級 オンライン講座 35,200円
1級通信講座 お問い合わせ

(※日本販売士協会の料金一覧2024215日時点)

日本販売士協会とは、資格予備校ではなく販売士の交流などのために設立されている協会です。

郵送されたテキストを読み込み、課題を提出する通信講座が基本となっています。が、スクーリングも準備されており、スクーリングすると試験科目が一部免除されます。

1級の通信講座も取り扱っているようですが、受講料は問い合わせる必要があります。

日本販売士協会の販売士対策講座の
詳細はこちら

運営会社名 一般社団法人 日本販売士協会
会社住所 〒101-0047
東京都千代田区内神田1-17-9 TCUビル6階
電話番号 03-3518-0191
料金(税込) 22,000円~35,200円
主な予備校 ・通信講座のみ
お問い合わせ https://www.hanbaishi.com/contact
特徴 紙のテキストを使用し、自分のペースで学習を進めることができます。
公式HP https://www.hanbaishi.com/

JCI(公開経営指導協会)の販売士対策講座の料金相場:25,300円~30,800円

JCI(公開経営指導協会)の料金は、3級が25,300円、2級が27,500円、1級が30,800円となっています。

JCIの料金相場

JCIの料金相場

(※JCI公式サイトより引用)

コース名 一般受講料 特別受講料
3級コース 25,300円 22,000円
2級コース 27,500円 24,200円
1級コース 30,800円 27,500円

(※JCIの料金一覧2024215日時点)

JCIは、全国の商業者によって作られた公益法人で、流通・小売業界を支える活動を行っています。JCIは複数の通信教育を提供していますが、そのうちの一つが販売士講座なのです。

2級・3級のみならず、1級についても取り扱っているのが特徴です。値段もリーズナブルなので1級を取得したい方にとっては貴重な選択肢の一つとなることでしょ。2・3級についてはスクーリングを別途受けることで試験科目が一部免除となります。

勉強の形態は通信教育で、テキストと課題・問題集を自力で読み込んでいく独学に近いスタイルです。テキストのみの勉強では不安だという方は、スクーリングを受けるといいでしょう。

JCIの販売士対策講座の
詳細はこちら

運営会社名 一般社団法人 公開経営指導協会
会社住所 〒104-0061
東京都中央区銀座2-10-18 東京都中小企業会館内
電話番号 03-3542-0306
料金(税込) 25,300円~30,800円
主な予備校 ・通信講座のみ
お問い合わせ https://www.jcinet.or.jp/contact/
特徴 企業・団体より複数人まとめて受講する場合は特別受講料が適用されます。
公式HP https://www.jcinet.or.jp/index.html

販売士試験講座の料金まとめ

以上、販売士試験講座を取り扱っている3社のスクール・予備校・団体等を紹介してきました。以下、表の形で改めて説明します。

予備校名 販売士講座1級
料金
販売士講座2級
料金
販売士講座3級
料金
特典・割引 特徴 通学
スタディング 19,580円 5,940円 2級合格でお祝いギフト2,000円分進呈  ・短期間で合格を目指せる
・スマホやタブレットを使った学習スタイル
×
日本販売士協会     お問い合わせ    23,780円〜35,200円   22,000円〜34,100円       ー      ・スクーリングあり
・標準学習期間は5ヶ月          
 × 
JCI(公開経営指導協会) 30,800円 27,500円 25,300円 特別受講料制度あり  ・教材は紙のテキストを使用
・標準学習期間は5ヶ月
×

以上、販売士試験講座は級ごとに値段設定が違っています。級が上がるほど高くなる傾向があります。料金相場は5,980円~30,800円です。平均相場は1万円~3万円といえるでしょう。

紹介してきた中で一番安いコースは、スタディングの3級対策コースの5,980円です。一番高いのはJCI(公開経営指導協会)の1級対策講座で30,800円です。

販売士試験講座の選び方

販売士試験講座の選び方

数多くある販売士試験講座の中から、どれを選べばいいのでしょうか。以下では、販売士試験講座の選び方のコツについて紹介していきます。

目標とする級数に応じて選ぶ

販売士試験講座は、目標とする級によってコースが分かれており、値段も違っています。まずは、目指す級数を決めるようにしましょう。

販売士検定1〜3級のそれぞれの特徴は以下の通りです。

販売士検定の特徴
販売士検定 特徴
3級 ・販売員を目指す人・若手の販売員向け

・小売業の従業員として知っておきたいことが出題される

2級 ・部下がいる立場の人向け

・売場管理者として部署内で指示だしや人材育成ができるための内容が出題される

1級 ・販売・流通業のトップを目指したい人向け

・店長や部長・課長など、経営に携わる方向けの内容が出題される

(※商工会議所の検定試験より引用)

力試しに受験したいのなら3級、コーチングなどについて学びたいのなら2級、経営についてまで学びたいのであれば1級という風に分かれています。

受験資格はないのでどの級からでも受験することが可能です。

スクーリングが受講できるスクールを選ぶ

販売士試験には「スクーリング」というものがあります。

受講した講座を修了した後、スクーリングを受講し修了すれば販売士試験で「販売・経営管理」科目が免除されます。

今回紹介した資格スクールでは日本販売士協会JCI(公開経営指導協会)でスクーリングを受講することができます。

スクーリング

日本販売士協会 スクーリング

(※日本販売士協会より引用)

講座の受講費用とは別料金となる場合が多いですが、試験に合格する確率を上げるためにスクーリングを修了して科目を免除するのも一つの手段ですね。

受講形態で選ぶ

ここで紹介した4社のスクール・予備校・団体は、それぞれ受講形態が異なっています。自分にあった受講形態のところを選ぶことで、最後まであきらめずに学習を進めることができることでしょう。

3社の中でも特徴のあるのが、スタディングです。

テキストを配って終わりという他の講座とは違い、動画講座もついてくるからです。本を読むだけでは理解できないことであっても、講師の丁寧な説明があれば頭にスッと入ってきます。※スタディングはWebテキストとなっており、紙媒体でのテキスト配布はしていません。

スタディングのビデオ/音声講座

スタディングのビデオ/音声講座

(※スタディングより引用)

他に、日本販売士協会とJCIは、会場に通って直接講義などの指導を受けることができる「スクーリング」も実施しています。

動画講義やスクーリングなど、テキスト以外の受講形態に注目して選ぶようにしましょう。

販売士試験対策を安くする方法

販売士試験対策を安くする方法

販売士試験対策を安くする方法についても紹介していきます。

団体で受験する

JCIは、団体や法人で受験した場合に受講料金を割り引く特別受講料制度を設けています。

例えばJCIだと一般受講料より3,000円〜4,000円ほどお得に受講することができます。

JCIの特別受講料制度

JCIの特別受講料制度

(※JCIより引用)

会社の中で一緒に受験できる人を探して、いる場合は団体申込ができないかどうかを確かめてみましょう。

早稲田出版の無料講義動画を利用する

早稲田出版は、書店で「動画で合格(うか)る リテールマーケティング(販売士)」と題した書籍を出版しています。

そして、この本のために準備された動画講義は、実は誰でも無料で見ることができます。早稲田出版の公式サイトで動画を確認してみましょう。

動画で合格(うか)る リテールマーケティング

早稲田出版 動画で合格(うか)る リテールマーケティング

(※早稲田出版より引用)

もちろん、テキストに沿った解説となっているので、1,500円ほど出してテキストを購入しておくといいでしょう。

販売士試験の受験費用・概要

販売士試験の受験費用・概要

これまでの販売士試験は年2回行ってきましたが、2021年から随時、受験が可能になりました。

また、ネット試験方式となり試験会場でパソコンを使用し、インターネットを介して試験を実施することとなりました。

販売士試験1〜3級の受験概要、受験料、科目等については以下の通りです。

受験資格 年齢・学歴に制限なし
3級を飛ばして2級からの受験や2・3級の併願受験も可能
受験料(税込) 3級:4,200円
2級:5,770円
1級:7,850円
試験日程 随時受験可能
試験会場 全国のテストセンター
試験科目 小売業の類型・マーチャンダイジング・ストアオペレーション・マーケティング・販売・経営管理
試験時間 3級:60分
2級:70分
1級:90分
合格基準 2級・3級:平均の得点が70点以上で、1科目ごとの得点が50点以上
1級:各科目70点以上

(※商工会議所の検定試験より引用)

通信教育講座の全課程を修了し、なおかつスクーリングを受講・修了された方は講修了日の翌年度末まで、「販売・経営管理」科目が免除されます。

詳細は「商工会議所の検定試験」のページに記載されています。

まとめ

以上、販売士とは何か、販売士試験講座の料金相場と選び方・安くする方法について紹介してきました。

販売士検定試験とは、流通・小売り業界に必要な実務的知識を学ぶための試験です。

販売士試験講座の料金相場は、5,940円~30,800円となっています。一番安いのはスタディングの3級コースの5,940円です。目標の級が上がれば受講料も高くなり、一番高いはJCIの1級対策講座で30,800円となります。

販売士試験講座を選ぶ際には、受験する級を自分に合わせて決めること、受講形態を自分好みに合わせること、などがコツとなります。

販売士試験対策を安くする方法として、団体で受験する方法や、無料の講義を利用する方法があります。

今回紹介した記事を参考に、販売士試験の対策講座を選んでいただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

販売士試験講座の比較表

画像 スタディング 日本販売士協会 JCI
名称 スタディング 日本販売士協会 JCI(公開経営
指導協会)
1級料金 お問い合わせ 30,800円
2級料金 19,580円 23,780円〜35,200円 27,500円
3級料金 5,940円 22,000円〜34,100円 25,300円
特典・割引 2級合格でお祝いギフト2,000円分進呈 特になし 特別受講料制度あり
特徴 低価格で受講でき、スマホで視聴できるビデオ講座があります。 希望すれば講座とは別料金でスクーリングを受講することができます。 2・3級の受講生にはスクーリング案内を別途送ります。