学資保険の料金相場と各保険会社の特徴を比較。選び方、おすすめもご紹介しています。
学資保険とは、子供の教育資金を準備するための保険です。
もしも貯める途中で契約者(親御さん)が亡くなった場合には、残りの保険料金の払込みは免除となります。
子供の教育資金を計画的かつ着実に貯めるために有効な手段が、学資保険なのです。
では、学資保険は一般的にどのくらい費用をかけるものなのでしょうか?
この記事では、学資保険の料金相場や、選び方について紹介・解説していきます。ぜひ最後までお読みください。
フィナンシャルプランナー 水上克朗
CFP®資格保有者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DCプランナー、著書「50代から老後の2000万円を貯める方法」出版、マネットカードローン記事監修
◆公式サイト:https://mizukatsu.com/
学資保険とは
将来子供が大学などに進学する場合、入学金や授業料など必要な資金の準備をする為に行う貯蓄型の保険です。
「保険」という言葉が付いているように、契約者である保護者に何かあった場合でも子供の進学・入学時に必要な資金を保険金として受け取れるようになっています。
学資保険の仕組み
学資保険は子供が保険会社で決められている年齢(0歳~9歳ぐらい)の時に入れ、子供の加入時の年齢と契約者である親の加入時の年齢によって毎月支払い保険額が変わります。
通常満期時に保険金が受け取れますが、保険によっては子供の小中高の進学時や大学入学時・在学中に保険金の一部(祝金)が受け取れたりします。
保険料の払込期間は子供の年齢が18歳〜22歳でその期間中は保険料を払い続けますので、子供の年齢が低い時から入ると毎月の保険料は安く済みます。
その支払い期間中に契約者が死亡又は高度障害になった場合は保険期間満了時まで毎年養育年金が支払われ、また保険料の払込も不要になります。
学資保険の必要性
昨今の低金利政策で保険の貯蓄機能は低下し、元本より増えることが少なくなりました。
その為、現在預貯金が十分ある方であれば、学資保険の必要性は低いです。
他の金融商品で運用した方が、増えやすいです。
しかし、現在預貯金があまりないけど子供の教育資金が必要だと思う方、思うように貯蓄が出来ない方であれば、確実に教育資金が貯められる学資保険は有用です。
受取金額200万円で十分なのかどうか
学資保険の満期金(受取金額)を200万円としている親御さんが多いのが実情ですが、果たして200万円という額は妥当なのでしょうか。
受験に関する費用や、大学の入学金や初期費用(引越など)を払うには、200万円あれば十分事足ります。
しかし、大学を卒業するまでの資金としては200万円では心もとなく、授業料や生活費をまかなうために別途奨学金を借りたり、バイトをしてもらったりする必要があります。
子供に奨学金やバイトなしで学業に専念してもらいたい場合には、学資保険の受取金額を300万~400万円程度に設定すると確実です。
ただし、私立大学や医学部・歯学部などの場合、400万円でも大学卒業までの費用としては不十分です。
国公立の場合、178万円で大学進学の入学費用や初年度の授業料をまかなえますが、私立大学の場合255万円(文系)~267万円(理系)の費用が必要となります。
200万円という金額は、国公立大学に子供を受験・進学させた場合の、最初の1年の費用をまかなえるだけの金額だ、ということは頭に入れておきましょう。
生命保険文化センターの調査結果によると、大学受験から入学までに必要な費用は、自宅通学の場合161万円、自宅外の通学の場合、223万円となっています。
学資保険で200万円貯めるためには
学資保険を活用し、子供の進学資金を200万円積み立てるためにはお子さんが0歳~2歳までの間に学資保険に加入して、毎月1万円を保険料として支払う必要があります。
300万円の場合には、同時期に積立てを始めて1万5000円程度を支払うこととなります。
幼稚園・保育園から義務教育までも、お子さんの教育費用は発生するので、学資保険とは別の教育資金の支出も必要となります。
家計に無理のない範囲で大学進学費用を積み立てるためには、やはり月々1万円程度の支出がちょうどいいのでしょう。
学資保険のメリット・デメリット
- 保障が受けられる
- 生命保険料控除が受けられる
- 貯蓄性があり確実に貯蓄が出来る
- 学資保険には契約者に万が一のことが起きた場合の補償が付いています。
教育資金の提供者である親に病気や事故などで働けなくなったり、死亡した場合など教育資金が提供できない状態になった時には保険料の支払いが免除され、契約時に定められた時期に保険が支払われます。
学資保険は予め決められた払込期間中に解約すれば元本割れし損をします。その為一度契約すれば、中途解約しづらく確実に教育資金を貯めることが出来ます。
学資保険の商品にもよりますが、元本より確実に増え、貯蓄性があります。
- 元本割れのリスクがある
- 解約しづらく簡単に引き出せない
- 固定金利なので金利上昇時でも金利が上がらない
学資保険は中途解約すると元本割れしますので、支払った金額より少なくなり損をします。
その為一度契約すると解約しづらいので、急にお金が必要になった場合の資金には充てづらいです。
学資保険は固定金利で運用される為、金利が上昇しても保険の利息が上がらず、預金のように利息の上昇は期待できません。
参考:学資保険:(フコク生命)
学資保険と銀行預金どっちがいいのか
子供の学費を貯める方法として、学資保険に加入する方法と、毎月銀行に預金をして積み立てる方法とがあります。どちらがいいのでしょうか。
銀行預金ですと、毎月自分で溜めなければならないので、出費が多い月などに積立てをストップしてしまうことが発生してしまいます。
また、親御さんが亡くなるなどもしもの場合には、銀行預金では積立てができなくなってしまいます。
学資保険でしたら、保険料金として毎月確実に支払えますし、親御さんが死亡した場合には残りの積立て料金は免除となります。確実さや安心感では、やはり学資保険を利用した方が有利なのです。
学資保険申し込みから満期受け取りまでの流れ
一般的な学資保険を契約する流れは以下の通りです。
-
-
STEP1資料請求申し込みたい学資保険会社のホームページから学資保険の資料を請求する。
-
STEP2資料送付資料を見て検討、学資保険の詳細を知りたい場合や不明な点があればお客様センターに電話で問い合わせる。
-
STEP3保険の検討お住まいに近い店舗のアドバイザーが学資保険について説明してくれますので、学資保険について検討する。
-
STEP4契約の手続き学資保険の内容に同意する場合は契約の手続きをします。
-
STEP5満期保険金の手続き満期保険金請求書を、満期日の前々月下旬から、満期保険金受取人あてに送られてきます。満期保険金受取人が記入のうえ、満期保険金受取人の本人確認書類の写し(運転免許証など)とともに返送します。
-
学資保険の料金相場:平均月額15,690円
ソニー生命の「子どもの教育資金に関する調査2022」によると、子供の進学費用のための備えとしての支出の平均額は月額15,690円となっています。
学資保険の場合、保険料金は1万円~2万円ほどが相場とされており、上記調査結果とだいたい合致します。
学資保険の保険料金が2万円程度の場合、貯めることができる学資金は300万円程度になります。200万円を貯める場合には、1万~15,000円程度が相場となります。
それでは以下で具体的な学資保険の料金を紹介していきます。
フコク生命:10,839円
フコク生命の「みらいのつばさS(ステップ)型」の場合、親(男性)30歳、子供の年齢1歳で17歳時で払込満了、満期保険金が100万円にした場合の月額保険料は10,839円になります。
子供の進学に合わせて祝金が支払われるタイプです。
幼稚園に入学する三歳で5万円、小学校入学時の6歳で5万円。
中学入学時の12歳で10万円、高校入学時の15歳で10万円。
大学進学時の18歳で70万円、成人の20歳で10万円が支払われます。
22歳時に満期金の100万円が支払われます。
S(ステップ)型 満期保険金額100万円で子供の年齢が1歳の場合 |
|||
保険料払込期間 | |||
契約者様の年齢 | 11歳 | 14歳 | 17歳 |
25歳男性 | 16,730円 | 13,092円 | 10,819円 |
25歳女性 | 16,699円 | 13,060円 | 10,789円 |
30歳男性 | 16,742円 | 13,106円 | 10,839円 |
30歳女性 | 16,713円 | 13,076円 | 10,805円 |
35歳男性 | 16,771円 | 13,141円 | 10,880円 |
35歳女性 | 16,734円 | 13,099円 | 10,831円 |
J( ジャンプ)型 満期保険金額100万円で子供の年齢が1歳の場合 | |||
保険料払込期間 | |||
契約者様の年齢 | 11歳 | 14歳 | 17歳 |
25歳男性 | 15,813円 | 12,375円 | 10,227円 |
25歳女性 | 15,785円 | 12,345円 | 10,198円 |
30歳男性 | 15,825円 | 12,388円 | 10,246円 |
30歳女性 | 15,797 円 | 12,360円 | 10,213円 |
35歳男性 | 15,852円 | 12.422円 | 10,284円 |
35歳女性 | 15,817円 | 12,381円 | 10,238円 |
子供が万が一死亡した場合は、責任準備金相当額の死亡払戻金が支払われます。
また、契約者が死亡又は高度障害状態になった場合にはその後の保険料が免除され、その後の祝金・満期保険金も支払われますので万が一の時に備える為にも使えます。
「みらいのつばさS(ステップ)型」は支払い総額に対する払い戻し率が高く、元本割れが無いので安心して加入することができます。(※契約者・被保険者(お子さま)の契約日における年齢、契約者の性別、保険料払込方法によって異なります。)
保険会社名 | 富国生命保険相互会社 |
会社住所 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2 |
電話番号 | 03-3508-1101 |
料金 | 10,839円 |
主な支店名 | 東京支社 |
東京支社住所 | 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル8F |
アクセス | 都営地下鉄浅草線日本橋駅より徒歩4分 |
支店一覧 | 全国に支社がある (※詳しくはこちら) |
公式HP | https://www.fukoku-life.co.jp/index.html |
お問い合わせ先 | https://www.fukoku-life.co.jp/customerservice/inquiry/input/ |
三井住友海上あいおい生命:12,690円
三井住友海上あいおい生命のアンドライフこども保険の場合、親(男性)30歳、子供の年齢1歳で18歳時で払込満了、満期保険金が100万円にした場合の月額保険料は12,690円になります。
子供の進学に合わせた祝金と医療保障がセットになっているタイプの保険で子供が進学した場合には、小学校で基本保険額の10%(10万円相当)、中学で20%(20万円相当)、高校で50%(50万円相当)、大学で100%(100万円相当)が支払われます。
基本保険金額100万円プラン |
|||
お父様のご契約年齢 | |||
お子様の契約年齢 | 20歳 | 30歳 | 40歳 |
0歳 | 11,935円 | 12,235円 | 13,327円 |
1歳 | 12,421円 | 12,690円 | 13,704円 |
2歳 | 12,969円 | 13,208円 | 14,151円 |
3歳 | 13,609円 | 13,819円 | 14,696円 |
4歳 | 13,715円 | 13,900円 | 14,711円 |
5歳 | 14,551円 | 14,714円 | 15,468円 |
また、子供が病気やケガなどで入院した場合、1日3,000円が支払われ、ケガによる通院でも1日1,500円が支払われます。
契約者に万が一の時にはその後の支払いが免除され、養育年金として毎年60万円が支払われますので、貯蓄性より保障がメインの保険になります。
保険会社名 | 三井住友海上あいおい生命保険株式会社 |
会社住所 | 東京都中央区新川2-27-2 |
電話番号 | 03-5539-8300 |
料金 | 12,274円 |
主な支店名 | 東京第一生保支社 |
東京支社住所 | 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-1-6あいおいニッセイ同和損保八重洲ビル2F |
アクセス | 都営地下鉄浅草線日本橋駅より徒歩4分 |
支店一覧 | 全国に支社がある (※詳しくはこちら) |
公式HP | https://www.msa-life.co.jp/index.html |
お問い合わせ先 | https://www.msa-life.co.jp/personal/form/05.html |
アフラック:12,976円
アフラックの「アフラックの夢みるこどもの学資保険の学資保険」の場合、親(男性)30歳、子供の年齢1歳で17歳時で払込満了、 受取総額を240万円にした場合の月額保険料は12,976円になります。
高校入学時は40万円、大学入学時には80万円、大学在学中は毎年40万円(3回)が支払われますので、お金がかかる大学在学中の学費を補うには最適な保険です。
ご契約者の年齢が30歳ご契約者の性別男性お子さまの年齢が1歳の場合 | ||
保険料払込期間 | 17歳払済 | 10歳払済 |
月払保険料 | 12,976円 | 22,696円 |
受取総額 | 2,400,000円 | 2,400,000円 |
累計払込保険料 | 2,491,392円 | 2,451,168円 |
戻り率 | 96.30% | 97.90% |
契約者に万が一があった場合はその後の支払いは免除され、保障は維持されます。
保険会社名 | アフラック生命保険株式会社 |
会社住所 | 〒163-0456 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル |
電話番号 | 0120-5555-95 |
料金 | 12,976円 |
主な支店名 | 池袋店 |
池袋店住所 | 〒103-0027 東京都豊島区西池袋1-26-3 三羊堂トラヤ店舗共同ビル |
アクセス | JR池袋駅より徒歩1分 |
支店一覧 | 全国に支店がある (※詳しくはこちら) |
公式HP | https://www.aflac.co.jp/ |
お問い合わせ先 | https://www.aflac.co.jp/inquiry/ |
東京海上日動あんしん生命:11,439円
東京海上日動あんしん生命の「5年ごと利差配当付こども保険」の場合、親(男性)30歳、子供の年齢1歳で18歳時で払込満了、基準祝金額100万円 にした場合の月額保険料は11,439円になります。
子供の進学に合わせて祝金が支払われるタイプで、小学校入学時に20万円、中学校入学時に30万円、高校入学時に50万円、大学入学時に100万円が支払われます。
契約者契約年齢 | お子様の年齢 | |||
0歳 | 1歳 | 2歳 | 3歳 | |
25歳男性 | 10,695 | 11,292 | 11,970 | 12,743 |
25歳女性 | 10,508 | 11,112 | 11,795 | 12,574 |
30歳男性 | 10,856 | 11,439 | 12,103 | 12,863 |
30歳女性 | 10,663 | 11,258 | 11,931 | 12,702 |
35歳男性 | 11,173 | 11,735 | 12,378 | 13,120 |
35歳女性 | 10,894 | 11,476 | 12,139 | 12,897 |
40歳男性 | 11,696 | 12,226 | 12,839 | 13,552 |
40歳女性 | 11,203 | 11,771 | 12,419 | 13,164 |
また、子供が不慮の事故や所定の感染症で死亡した場合には災害死亡保険金として、200万円が支払われます。
契約者に万が一の事があった場合には、将来の保険料の支払いは免除になり、養育年金として毎年50万円が支払われますので、学資保険と保障のバランスが良い保険になります。
保険会社名 | 東京海上日動あんしん生命保険株式会社 |
会社住所 | 東京都千代田区丸の内1-2-1 東京海上日動ビル新館 |
料金 | 11,439円 |
主な支社名 | 東京中央生保支社 |
池袋店住所 | 〒108-6111 東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟11F |
アクセス | JR品川駅より徒歩5分 |
支店一覧 | 全国に支店がある (※詳しくはこちら) |
公式HP | https://www.tmn-anshin.co.jp/ |
お問い合わせ先 | https://www.tmn-anshin.co.jp/contact-us/ |
住友生命:8,947円
住友生命の「こどもすくすく保険の学資保険」の場合、親(男性)30歳、子供の年齢1歳で12歳時で払込満了、満期保険金が100万円にした場合の月額保険料は8,947円になります。
中学・高校・大学の入学時に祝金が支払われる保険で、中学・高校は10万円、大学で100万円が支払われます。
契約年齢 | 被保険者契約年齢(男の子・女の子共通) | ||
0歳 | 1歳 | 2歳 | |
20歳男性 | 8,187円 | 8,942円 | 9,833円 |
30歳男性 | 8,192円 | 8,947円 | 9,837円 |
40歳男性 | 8,234円 | 8,986円 | 9,875円 |
20歳女性 | 8,170円 | 8,924円 | 9,815円 |
30歳女性 | 8,182円 | 8,936円 | 9,826円 |
40歳女性 | 8,211円 | 8,964円 | 9,853円 |
契約者に万が一の事があった場合には、以後の保険料は不要となり、祝金は満額受け取れます。
他に子供総合医療特約などを付加することができ、子供の病気やケガに備えることもできます。
また、月々の支払いも9,000円未満ですので支払額を抑えながら教育資金を貯めるには良い保険です。
保険会社名 | 住友生命保険相互会社 |
会社住所 | 〒540-8512 大阪府大阪市中央区城見1-4-35 |
電話番号 | (06)6937-1435 |
料金 | 8,947円 |
主な支社名 | 東京西支社 |
池袋店住所 | 190-0022 立川市錦町2-4-6 立川錦町SSビル 3F |
アクセス | JR品川駅より徒歩5分 |
支社一覧 | 全国に支社がある (※詳しくはこちら) |
公式HP | https://www.sumitomolife.co.jp/ |
お問い合わせ先 | https://www.sumitomolife.co.jp/contact/ |
明治安田生命:11,606 円
明治安田生命の「つみたて学資」の場合、親(男性)30歳、子供の年齢1歳で15歳時で払込満了、基準保険金を50万円にした場合の月額保険料は11,606 円になります。
大学進学時と大学在学中の3年間に教育資金が支払われます。(具体的な金額はその時の条件により変わります。)
契約者契約年齢 | 被保険者契約年齢(男の子・女の子共通) | ||
0歳 | 1歳 | 2歳 | |
20歳 | 10,793 円 | 11,587 円 | 12,504円 |
30歳 | 10,814 円 | 11,606 円 | 12,520 円 |
40歳 | 10,916 円 | 11,704 円 | 12,615 円 |
ご契約者が万一のときには保険料のお払込みが免除され、子供が大学進学時に教育資金が支払われます。
もし、子供が、死亡した場合は死亡給付金が支払われます。
教育資金が多くかかる大学在学中に合わせて教育資金が支払われるので、大学進学を考えている方にはお勧めな保険です。
また、一括に支払ったり払込期間を10歳までにしたり、基準保険金額をアップすることにより、受取率(利息)がアップすることができます。
保険会社名 | 明治安田生命保険相互会社 |
会社住所 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 |
電話番号 | 0120-662-332 |
料金 | 11,606円 |
主な店舗名 | 明治安田のほけんショップ 新宿 |
池袋店住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビルディング1階 |
アクセス | JR新宿駅より徒歩1分 |
支社一覧 | 全国に店舗がある (※詳しくはこちら) |
公式HP | https://www.meijiyasuda.co.jp/index.html |
お問い合わせ先 | https://www.meijiyasuda.co.jp/support/index.html |
学資保険の料金相場比較まとめ
学資保険の料金相場と保険会社ごとの特徴を以下の表にまとめました。
製品名 | 会社名 | 料金相場 | 契約可能 年齢 (子ども) |
加入年齢(親) | 払込 期間 |
特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
みらいのつばさ | フコク生命 | 10,839円 | 0歳~7歳 | 18歳~50歳 | 22歳 | ・貯蓄性を重視、祝金はすえ置くことがで可能 ・兄弟がいる場合は2人目の保険料が割引 |
アンドライフ こども保険 |
三井住友海上 あいおい生命 |
12,274円 | 0歳~11歳 | 父:18歳~50歳 母:16歳~50歳 |
22歳 | ・子供の「進学祝金」と「医療保障」「養育年金」を手厚く保障 ・契約者が万一のとき は保険期間満了まで養育年金を毎年お支払い |
アフラックの 夢みるこどもの学資保険 |
アフラック | 12,976円 | 0歳~7歳 | 子の年齢によって異なる 例)子が1歳の場合満18歳 ~ 満49歳 |
— | ・大学進学時の保証が手厚い ・契約者に万一のことがあった場合、以後の保険料のお払い込みは不要 |
5年ごと利差配当付 こども保険 |
東京海上日動 あんしん生命 |
11,439円 | 0歳~9歳 | 父:20歳~60歳 母:20歳~60歳 | 22歳 | ・お子さまの成長にあわせて小学校、中学校、高校、大学の入学時期に所定の祝金が支払われる ・契約者が死亡又は所定の高度障害の時には、満期(22歳)まで毎年養育年金支払われ、将来の保険料の払込が免除される。 |
こどもすくすく 保険の学資保険 |
住友生命 | 8,947円 | 0歳~9歳 | 父:20歳~60歳 母:20歳~60 | 12歳・18歳 | ・保険料のお払込みは15歳で終了 ・大学などの時期に合わせて教育資金支払われる |
つみたて学資 | 明治安田生命 | 11,606 円 | 0歳~6歳 | 満18歳~満45歳 |
10歳・15歳 | ・学校入学時など節目の年に、祝金を支払われる ・保険料のお払込みは15歳で終了 |
総評
今回ご紹介した中では、住友生命の月額8,947円が安くなっています。
概ね学資保険は月額1万円前後が相場となっています。
子供の進学に合わせて祝金を受取たい方はフコク生命の「みらいのつばさ」や東京海上日動あんしん生命の「5年ごと利差配当付 こども保険」がお勧めです。
学費が多くかかる大学時に保険金を受け取りたい方であれば、明治安田生命の「つみたて学資」がお勧めです。
保障を重視したい方であれば、三井住友海上あいおい生命の「アンドライフこども保険」がお勧めです。
学資保険の選び方
以上、学資保険の費用相場について紹介してきました。以下では、学資保険の選び方のコツ・ポイントについて紹介していきます。ぜひ学資保険選びの参考にしてみてください。
学資保険に加入する目的を明らかにする
学資保険には、大きく分けて3つの性質があります。
1.子供の進学資金を貯めるためのもの
2.親御さんが亡くなった場合の保障
3.子供が病気やケガをした場合の保障
学資保険の目的の大多数は、子供の学資金を貯めることですから、返戻率がどれくらいになっているのかに注目して探す必要があります。
もしも親御さんが死亡してしまったときの保障に関しては、学資保険でなくても生命保険で代替することは可能です。死亡保障をつけると返戻率が下がってしまうので、留意するようにしましょう。
子供が病気やケガなどをしてしまった際の保障に関しては、医療保険でも代替することができます。医療保障を学資保険につけると、やはり返戻率が下がってしまう点には注意が必要です。
学資保険にどのような目的で加入するのかを明らかにし、保険商品を選んでいくのがポイントとなります。
保険商品の返戻率や満期・払込み期間に注目する
学資保険を選ぶ際には、以下の3点に注目して選ぶようにしましょう。
1.返戻金がどれくらいで、どれくらいの貯蓄性をもっている保険なのか
2.満期がいつで、満期金はどれくらいになっているのか
3.保険料の支払いはいつまでに設定されているのか
1.返戻率について
会社名 | 返戻率 |
フコク生命 | 約100.9% |
三井住友海上あいおい生命 | 約71.8% |
アフラック | 約96.3% |
東京海上日動あんしん生命 | 約85.7% |
住友生命 | 約101.6% |
明治安田生命 | 約107.9% |
学資保険は、種類や特約などに応じて、返戻率が違ってきます。
かけた保険料に対していくらの学資金(保険金)が返ってくるのかが、保険商品によって異なっているのです。
返戻率が高くなればなるほど、コストパフォーマンスが良くなります。
中には、返戻率が100%を超えている商品もありますので、とにかく貯蓄をしたいという場合にはそういう商品を選ぶのも1つの手です。
ただし、返戻率が高い商品の場合、死亡保障などの特約はついていないのが通常です。返戻率さえ良ければ良いというものでもないので、特約とのバランスを見ながら選ぶといいでしょう。
※返戻率(%)=満期金と祝金の合計÷支払った保険料の合計×100
2.受け取れる保険金について
会社名 | 受取り保険金額の設定 |
フコク生命 | 80〜2,500万円 |
三井住友海上あいおい生命 | 90〜540万円 |
アフラック | 120~1500万 |
東京海上日動あんしん生命 | 50~500万円(10万円単位) |
住友生命 | 100万円以上1万円単位で設定できる |
明治安田生命 | 160〜300万円 |
学資保険では、設定された時期を迎えた時に保険金を受け取ることができます。
子供の学費が最も高くなるのは通常、大学受験~大学進学の歳ですので、18歳あたりを満期に設定しておくようにするといいでしょう。高校から私立とする場合、15歳を満期に設定するのも手です。
満期金については、大学受験・進学のとりあえずの初期費用として必要な額は200万円程度とされています。しかし、これは最低限の金額です。学資保険の満期金だけで、各種費用をまかないたい場合、満期金を300万円や400万円に設定しておくと安心です。
3.払込み期間について
会社名 | 払込み期間 |
フコク生命 | 17歳払込満了 |
三井住友海上あいおい生命 | 18歳満了 |
アフラック | 17歳 |
東京海上日動あんしん生命 | 18歳まで |
住友生命 | 12歳・18歳 |
明治安田生命 | 10歳・15歳 |
学資保険の大半は、満期と払込期間が合致しています。保険料の払い込みが終わると同時に、契約が満期を迎える、というパターンが大半なのです。
しかし、満期よりも前に保険料を払い込む短期払いというケースもあります。この場合、月々の負担が大きくなる分、返戻率がより高くなります。資金に余裕がある場合には、短期払いを選択してもいいでしょう。
学資保険料を安くする方法
お子様の教育資金の為に学資保険に加入することはよいのですが、その為に高額の学資保険と契約して教育資金に影響を及ぼすのは避けたいものですよね。
以下では学資保険の保険料を安くする方法について紹介します。
店舗型の保険の相談窓口を利用する
学資保険の保険料を安くするには保険に詳しいプロに相談するのがよいでしょう。
現在契約している保険とのダブりや無駄など自分ではわからない改善方法やお勧めの保険を紹介してくれます。
保険の相談を受け付けている保険相談専門の店舗が全国にありますので、そちらを利用することをお勧めします。
会社名 | 料金 | 特徴 |
保険の窓口 | 無料 | ・40社以上の保険商品から比較検討出来る ・無料で相談できる ・事前予約でご希望の日時に相談できる |
保険見直し本舗 | 無料 | ・お客様のご意向に合わせた保険を選んでくれる ・訪問相談に対応 ・複数の契約も管理してくれる |
保険クリニック | 無料 | ・多くの保険からご家庭に合う保険を選んでくれる ・一生涯サポートしてくれる ・無理な勧誘は一切しない |
保険ホットライン | 無料 | ・保険の見直し・相談の実績は100万件以上ある ・保険の相談は店舗でも自宅でもOK ・予約制で待ち時間がなく相談でき何度でも無料で相談できる |
ほけんの相談ショップ | 無料 | ・当日予約も対応可能 ・何度相談しても相談料は無料 ・日本全国に展開し、10万件以上の相談実績 |
一括見積サイトを利用する
学資保険の料金を安くするには色々な保険会社から学資保険の見積もりを取る事です。
いろんな保険を比較することによって、同じような内容でも保険会社によって保険料金が違ったり、必要のない保障が付いて保険料が高くなっている場合があります。
一括見積サイトを利用すると、各社の見積もりから自分に合った条件の学資保険を簡単に見つけることができます。
その為保険料を安くすることができるようになるでしょう。
会社名 | 料金 | 特徴 |
価格.com | 無料 | ・申込順や戻り率順など様々な条件で比較できる |
保険市場 | 無料 | ・学資保険の一括見積だけでなくウェブ上からコンサルタントに相談できる |
i保険 | 無料 | ・一括見積はできないが目的・条件を入力し、最適な保険を選べて一括で資料請求できる |
FPに相談する
人生の中でマイホームや自家用車の購入、生命保険や自動車保険、火災保険などの保険の加入、子供の入学や進学、親の介護など色々な経費が必要です。
FPはその資金の工面を計画を立てて実現可能に導いてくれるようにアドバイスしてくれるアドバイザーです。
そのFPに相談することで学資保険のみならず教育資金全般の準備方法についてアドバイスしてもらえます。
日本FP協会の公式サイトでは日本全国のFPの資格を持ったFPが、お金に関する相談に対応してくれます。
地域や資格、相談分野などを入力したら、条件に合うFPを探して相談できます。
※具体的な金額や料金体系については、FPに相談を申込む前に直接ご確認ください。
また、リクルートが運営するFP相談では全国のFPに無料で相談できます。
当記事監修、現役フィナンシャルプランナーの水上克朗様より学資保険の選び方をアドバイス
学資保険の選び方をアドバイスさせていただきます。
子供ができたら、どのくらいのお金が必要になるのでしょうか。
多くの場合、入園・入学等進学に際して、まとまったお金が必要になります。
学資保険で準備する場合、学資金を200万円~300万円に設定すると、月1万円~1万5千円が保険料相場となります。
- 加入する目的を明らかにすること。子供の進学資金の準備か、親の万一の場合の保障か、子供のケガや病気に対する医療保障かなど。
- 返戻率(%)(=満期金と祝金の合計÷支払った保険料の合計×100)を確認すること。
- 祝金や満期金をいつ、いくら受け取れるか確認すること。
- 保険料払込期間を確認すること。
などです。どのような目的で加入するかで、選ぶ保険商品が違ってきますし、種類や特約などに応じて、返戻率が違ってきます。
また、祝金、満期金、保険料支払い期間や保険料払込み免除の有無、養育年金などにも注目しましょう。
また、預貯金と違い突発的にお金が必要になったときに引き出すことができないこと、途中解約すると元本割れの可能性があること、学資保険以外(低解約返戻型終身保険など)も検討してみること、も考慮し、複数の保険商品を比較検討して、家計にあったものを契約することをおすすめします。
具体的には?フコク生命の「みらいのつばさ」を検証
フコク生命の「みらいのつばさ」についてみてみましょう。
S型とJ型の2種類があり、保険料の払込満了期間を11歳、14歳、17歳から選ぶことができます。
ご家庭の状況に合わせて様々なプランが選べるのでおすすめです。
また、S型(入園入学の出費に備えるプラン)の、子供の進学に合わせてもらえる祝金は、受け取らず、利息をつけて据え置くことも可能です。
据え置いた祝金は、いつでも引き出すことができますので、急な出費にも対応できます。
さらに、所定の範囲内で保険期間の満了日を、22歳より前に繰り上げることが可能です。
J型は、途中の祝金はなく、18歳と22歳時に学資金が支払われる、大学進学に重点的に備えるプランです。どちらも2人目の子供から兄弟割引があります。
まとめ
以上、学資保険の費用相場や、選び方のポイントについて紹介してきました。
学資保険の費用は、毎月1万円~2万円程度支払うのが相場となっています。毎月1万円の掛け金で200万円を貯めようとする方が多くなっているのです。
学資保険の選び方は、学資保険をかける目的を明らかにすることが大事でした。返戻率や満期・支払期間に注目し、慎重に選んでいくのが選び方のポイントです。
お子さんの大学進学のための学資保険選びの参考になったのであれば幸いです。
学資保険比較表
関連記事
当サイトでは学資保険の他「生命保険の料金相場」や「就業不能保険の料金相場」等の記事もございますのでご覧になってくださいね。
また、保険については他にもございますのでお役立てくださいね。