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ネット証券の手数料相場と口座の選び方【各社比較検証】

ネット証券の手数料相場金融・マネー
ネット証券の手数料相場と各証券会社の特徴を比較検証。ネット証券の選び方、目的別におすすめをご紹介します。

ネット証券は、手数料が「総合証券」の5分の1〜10分の1という、利用コストの安さが何よりの強み。

つみたてNISAやクレカ積立はじめ「中長期投資メインの一般ユーザー」にとって、ネット証券は最も賢い選択でしょう。

この記事では、そんなネット証券の中から、おすすめのネット証券会社6選を紹介します。自分にぴったりのネット証券探しにお役立てください。

ファイナンシャルプランナー水野崇様
この記事を監修いただいた専門家
ファイナンシャルプランナー 水野 崇

水野総合FP事務所代表
資格:CFP®︎1級ファイナンシャル・プランニング技能士宅地建物取引士日本証券アナリスト協会検定会員補証券外務員1種
メディア掲載・取材協力:毎日新聞朝日新聞金融庁日本FP協会

ファイナンシャルプランナー(CFP/1級FP技能士)。2003年、30歳で子どもの誕生を機に株式専業トレーダーとして独立。これまでに年間最高売買代金350億円超、月間最高利益2414万円を達成。現在は「投資で育てるお金と豊かさ」をテーマに、幅広い世代に対して金融リテラシー啓蒙活動を行う。学校法人や事業法人では「FP」「資産運用」などの講師を務め、年間80回以上登壇。マネー教室を運営し中学生から社会人までを指導。年間の個別相談は100名超。

◆水野総合FP事務所 公式サイト: https://mizunotakashi.com/
◆東京マネーライフ教室:https://fpmoneylife.com/
◆Facebook: https://www.facebook.com/takashi.mizuno.72

目次
  1. ネット証券(インターネット証券会社)とは
  2. ネット証券の手数料相場:1約定あたり55円〜275円【おすすめ各社比較】
  3. ネット証券の選び方
  4. ネット証券の手数料を安く利用する方法
  5. 当記事監修、キャリア20年超の株式トレーダー・CFP水野崇様よりネット証券の選び方をアドバイス
  6. ネット証券でよくある質問・FAQ
  7. まとめ

ネット証券(インターネット証券会社)とは

証券会社担当者

ネット証券会社6社を比較する前に、ネット証券の基礎知識を簡単にまとめておきます。

投資信託や株式投資(国内/海外)、FX、デイトレードを始めるなら、銀行口座とは別に「証券口座」を開設する必要がありますよね。その証券口座には、従来の(店舗型の)証券会社「総合証券」が用意する口座と、ネット専用の証券口座の大きく2種類があります。

総合証券とネット証券の一番の違いは、個別の担当者がつくかどうか。

それぞれの、主なメリット・デメリットを表にまとめました。

個別の担当者がつく「総合証券」個別の担当者はいない「ネット証券」
アドバイスがもらえる気軽に自分のペースで投資可能
人件費分、手数料は高め手数料が安い
ネット注文やアプリからの注文に対応している証券会社も増えてきているネット注文が基本。たいていアプリも使いやすく、手軽に注文可能
NISA/つみたてNISA対象商品が少ないNISA対応銘柄が多い

このように、ネット証券は、ネット完結で利便性の高いサービスを提供しています。

それでは、さっそくおすすめのネット証券を比較していきましょう。

ネット証券口座開設から取引開始までの流れ

ネット証券口座開設から取引開始までの一般的な流れを紹介します。

ネット証券口座開設から取引開始までの流れ (楽天証券の事例)
  • STEP1
    ネット証券を選ぶ
    本記事ではおすすめのネット証券とネット証券の選び方証券口座手数料を安く利用する方法などを紹介しています。ぜひ参考にしてください、
  • STEP2
    口座開設を申し込む
    公式サイトの「口座開設」ボタンを押し、メールアドレスを登録した後、確認のメールに記載されたURLから手続きに進みます。
  • STEP3
    本人確認書類を提出
    運転免許証や個人番号カード、マイナンバーカードなどの本人確認書類を選択し、アップロードを行いましょう。
  • STEP4
    本人情報の入力
    名前や住所、ログインパスワードを登録し、ログインIDを受け取りましょう。これで口座開設は完了です。
  • STEP5
    投資資金を入金する
    ネット証券を始めるために投資資金を証券指定の口座に振り込みましょう。ちなみに楽天証券には3つの入金方法があります。
  • STEP6
    取引を開始
    入金が完了すれば取引を開始する事ができます。

楽天証券公式サイトより参考事例)

ネット証券の手数料相場:1約定あたり55円〜275円【おすすめ各社比較】

ネット証券の手数料相場

ネット証券の口座開設時は、銀行口座同様、各社、費用がかかりません。

その代わり、株式の買い付け時などに手数料が発生するシステムです。

ここでは、【注文1回あたりの手数料】、【1日の約定金額合計に対する手数料】、さらに、【信用取引の手数料】、それぞれの料金で証券口座を比較していきます。

1回/1日あたりの手数料はわずかでも、長く投資を続けていくならはじめの口座選びが肝心。この記事でじっくり比較して、良さそうな証券口座をまずは1つ開設してみましょう。

SBI証券:1約定あたり55円〜/1日あたり0円〜

SBI証券の1約定あたりの手数料相場は55円〜、1日あたりの手数料相場は0円〜となっています。

SBI証券の1約定あたりの手数料相場

SBI証券の1約定あたりの手数料相場

(※SBI証券公式サイトより引用)

 

SBI証券国内株式・現物
(約定金額)
外国株式       信用取引
スタンダードプラン
(1注文あたりの手数料)
55円(〜5万円)
99円(〜10万円)
115円(〜20万円)
275円(〜50万円)
0.495%(米国)
0.286%(中国)
1.1%(シンガポール)など
99円(〜10万円)
148円(〜20万円)
198円(〜50万円)
385円(50万円超)
アクティブプラン
(1日あたりの手数料)
0円(〜100万円)0円(〜100万円)

(※SBI証券の料金一覧202487日時点)

SBI証券では、1回の約定金額により手数料が決められている「スタンダードプラン」に加え、1日あたりの手数料が決められた「アクティブプラン」を用意しています。

この通り、料金形態もシンプルで、投資初心者にもわかりやすいサービスを提供しています。また、SBI証券では外国株式の取り扱いも豊富。成長著しい国々への投資にも今後取り組んでいく予定があるなら、外せない選択肢でしょう。

上場後の株式値上がりが期待できる新規公開株(IPO)に強いのも、SBI証券の特徴と言われています。初心者から上級者まで使えるので、まず開設しておきたい証券口座です。


※SBI証券公式Youtubeチャンネルでは外国株、マーケットの情報等も配信していますのでこちらも参考に♪

SBI証券
公式サイトはコチラ

運営会社名株式会社SBI証券
会社住所〒106-0032
東京都港区六本木1-6-1
電話番号0120-104-250
料金1約定あたり55円〜/1日あたり0円〜
お問い合わせhttps://www.sbisec.co.jp/お問い合わせ
特徴1日に100万円も取引をしないライトユーザーなら1日あたりの手数料が決まっているアクティブプランを活用すると良いでしょう。
公式HPhttps://www.sbisec.co.jp/ETGate

楽天証券:1約定あたり55円〜/1日あたり0円〜

楽天証券の1約定あたりの手数料相場は55円〜、1日あたりの手数料相場は0円〜となっています。

楽天証券の1約定あたりの手数料相場

楽天証券の1約定あたりの手数料相場

(※楽天証券公式サイトより引用)

 

楽天証券国内株式・現物
(約定金額)
外国株式    信用取引
超割コース
(1注文あたりの
手数料)
55円(〜5万円)
99円(〜10万円)
115円(〜20万円)
275円(〜50万円)
0.495%(米国)
0.275%(中国)
99円(〜10万円)
148円(〜20万円)
198円(〜50万円)
385円(50万円超)
いちにち定額コース(1日あたりの手数料)0円(〜100万円)0円(〜100万円)

(※楽天証券の料金一覧202487日時点)

楽天証券でも、SBI証券と同じように、1日あたりの手数料を定めた料金プランを用意しています。

2大ネット証券といえば、SBI証券か楽天証券。迷ったらどちらかを選んでおけばまず間違いはありません。どちらも手数料の設定に大差ないため、特に好みがなければ、SBI証券の次に楽天証券を開設するのがおすすめ。

使い勝手の良い方をメインにしたり、用途によって2つの証券口座を使い分けたりするのは、2口座の開設後でも良いでしょう。

また、楽天グループのアプリは、使い勝手が良いと感じる人も多いはず。このあたりは個人的な感覚・相性による部分も大きいので、まずはご自身で使ってみてください。


※楽天証券公式Youtubeチャンネルでは米雇用統計前等にマーケットLive配信をしていますのでこちらも参考に。

楽天証券
公式サイトはコチラ

運営会社名楽天証券株式会社
会社住所〒107-0062
東京都港区南青山2-6-21
電話番号0120-188-547
料金1約定あたり55円〜/1日あたり0円〜
お問い合わせhttps://www.rakuten.co.jp/sitemap/inquiry.html
特徴1日に大金の取引が無いなら、「いちにち定額コース」により、手数料無料での取引も可能です。
公式HPhttps://www.rakuten-sec.co.jp/

auカブコム証券:1約定あたり55円〜/1日あたり0円〜

auカブコム証券の1約定あたりの手数料相場は55円〜、1日あたりの手数料相場は0円〜となっています。

auカブコム証券の1約定あたりの手数料相場

auカブコム証券の1約定あたりの手数料相場

(※auカブコム証券公式サイトより引用)

 

auカブコム証券  国内株式・現物   
(約定金額)
外国株式    信用取引      
ワンショット手数料
(1注文あたりの手数料)
55円(〜5万円)
99円(〜10万円)
115円(〜20万円)
275円(〜50万円)
0.495%(米国)99円(〜10万円)
148円(〜20万円)
198円(〜50万円)
385円(50万円超)
1日定額手数料
(1日あたりの手数料)
0円(100万円以下)
2,200円~(100万円~)
0円(100万円以下)
2,200円~(100万円~)

(※auカブコム証券の料金一覧202487日時点)

通常100株〜の売買単位が決められているところ、auカブコム証券では、1株から購入が可能な「プチ株」というサービスを提供しています。

まとまった資金が用意できず、少しずつ買い足したいという人には、ぴったりのサービスです。

SBI証券や楽天証券と比較しても、手数料の設定に差はありません。Pontaポイントを集めている人なら、auカブコム証券がおすすめです。

※auカブコム証券公式Youtubeチャンネルでは米国株情報等、投資に関する解説動画を多数配信していますので、こちらも参考に♪

auカブコム証券
公式サイトはコチラ

運営会社名auカブコム証券株式会社
会社住所〒100-0004
東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館6F
電話番号0120-390-390
料金1約定あたり55円〜/1日あたり0円〜
お問い合わせhttps://kabu.com/support/detail.html
特徴他社にも同種のサービスはありますが、auカブコム証券の「プチ株」の評判は良いです。
公式HPhttps://kabu.com/default.html

Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ):1約定あたり約57円〜

Interactive Brokers(以下IB証券)の1約定あたりの手数料相場は約57円〜となっています。

IB証券の1約定あたりの手数料相場

IB証券の1約定あたりの手数料相場

(※IB証券公式サイトより引用)

 

Interactive Brokers
(インタラクティブ・ブロ
ーカーズ)
国内株式・現物    信用取引      
手数料
(1注文あたりの手数料)
0.385ドル〜(日本円にすると約57円〜)
1日定額の手数料
(1日あたりの手数料)
取扱無し

(※IB証券の料金一覧202487日時点)

「突然のシンガポール出張!?海外在住、海外赴任中でも投資はできる?」そんな状況での投資を可能にしてくれるのが、IB証券です。

許認可の関係で、1年以上の海外滞在の場合、日本の証券会社の口座は使い続けられません。しかし、IB証券は、アメリカ・ニューヨークを拠点とする老舗の証券会社。留学や出張などで1年以上日本を出る人でも、国内証券会社のように解約や休眠口座移行などの手続きが要りません。

また、IB証券では、月の取引量が多い場合でも手数料が安く設定されています。多種多様な外国株式を取り扱っている点も強みです。

ただし、確定申告が不要になる「特定口座」のような仕組みはなく、自分で取引を記録しなければなりません。そのため、ある程度投資慣れした人向けの選択と言えるでしょう。

IB証券
公式サイトはコチラ

運営会社名インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社
会社住所〒100-6025
東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビルディング25階
電話番号+81 (0)3-4588-9700
料金1約定あたり約57円〜
お問い合わせhttps://www.interactivebrokers.co.jp…
特徴海外の証券会社ではあるものの、日本語のHPが用意されているためそこまで不便さを感じさせません。海外赴任や留学で慣れていない海外生活を送り始める前に検討してみましょう。
公式HPhttps://www.interactivebrokers.co.jp/…

松井証券:1日あたり0円〜

松井証券の1日あたりの手数料相場は0円〜となっています。

松井証券の1約定あたりの手数料相場

松井証券の1約定あたりの手数料相場

(※松井証券公式サイトより引用)

 

松井証券  国内株式・現物  
(約定金額)
外国株式     信用取引     
1注文あたりの手数料取扱無し0.495%(米国)取扱無し
1日あたりの手数料0円(〜50万円)1,100円(〜100万円)0円(〜50万円)1,100円(〜100万円

(※松井証券の料金一覧202487日時点)

株式優待生活の桐谷さんが利用していることでも有名な老舗の証券会社ですね。

松井証券もネット証券に力を入れており、店舗や電話を介さないネット完結の取引が可能です。

25歳以下なら、1日の取引量に関係なく手数料無料(現物・信用)。若者や未成年含む学生なら、ぜひ作りたいのが松井証券の証券口座です。

※松井証券公式Youtubeチャンネルでは初心者の方向けにマジカルラブリーと学ぶ資産運用が公開されていますので、こちらも参考に♪

松井証券
公式サイトはコチラ

運営会社名松井証券株式会社
会社住所〒102-0083
東京都千代田区麹町一丁目4番地
電話番号0120-021-906
料金1約定あたり55円〜/1日あたり0円〜
お問い合わせhttps://www.matsui.co.jp/support/…
特徴1日の約定代金が50万円以下なら手数料は無料となります。
公式HPhttps://www.matsui.co.jp/

各ネット証券の手数料相場 比較まとめ

ネット証券の手数料相場と各社の特徴を表にまとめました。

 【1注文あたりの手数料】
(約定金額)現物
【1注文あたりの手数料】
(約定金額)信用
各社の特徴
SBI証券    55円(〜5万円)
99円(〜10万円)
115円(〜20万円)
275円(〜50万円) 
99円(〜10万円)
148円(〜20万円)
198円(〜50万円)
385円(50万円超) 
・外国株式の取り扱いが豊富
・上場後の株式値上がりが期待できる新規公開株(IPO)にも強い
・Tポイントで投資できる
楽天証券同上同上・楽天グループのアプリは、使い勝手が良いと感じる人も
・楽天ポイントで投資できる
auカブコム証券同上同上・通常100株〜が売買単位のところ1株から購入可能な「プチ株」の評判が良い
・Pontaポイントで投資できる
IB証券0.385ドル〜(日本円にすると約57円〜)・海外の証券会社ではあるものの、日本語のHPが用意されている
・月の取引量が多い場合でも手数料が安い
・多種多様な外国株式を取り扱っている
松井証券1日定額のみ(1日合計取引50万円まで0円)・老舗ながら日本で初めて本格的なインターネット取引を導入
・25歳以下なら、1日の取引量関係なく手数料無料(現物・信用)にできる

今回ご紹介したネット証券口座の中で、1注文あたりの料金が一番安かったのは、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で55円(約定金額〜5万円)、料金が一番高かったのはIB証券で57円(最低手数料)でした。

また、1日の注文合計額に対して手数料が発生するプランなら、合計取引金額100万円まで同4社は無料、松井証券では50万円まで無料となっています。ネット証券を少額の取引で利用するなら、手数料無料の範囲内で済ませることができるでしょう。

ネット証券の選び方

ネット証券の選び方

ここまでネット証券の取引手数料を徹底比較してきましたが、注文1回あたりの手数料に大差なく、各社充実したサービスを提供していることがわかりました。

手数料で差が付きにくいネット証券は、どのようにして選べば良いのでしょうか。
ここからは、手数料以外の観点でネット証券を選ぶ方法をご紹介します。

①投資の「始めやすさ」「続けやすさ」で選ぶ

投資を始めたばかりの人に多いのが、投資にお金を使いすぎてしまったり、逆に、不安でまったく投資できないケースです。

初めは投資額をセーブしつつ、感覚がつかめてきたら、徐々に投資額を増やしていけるのが理想的ですよね。投資の仕組みを理解しつつ投資額を増やせる、そんなサービスを用意している証券会社がおすすめです。

初心者にもおすすめ 松井証券

初心者にもおすすめ 松井証券

松井証券口座開設ページより)

たとえば、松井証券なら1日の約定代金が50万円以下の場合手数料が無料になるので、初心者にもおすすめです。

さらに未成年含む25歳以下の場合は1日の約定代金合計金額が50万円を超えても手数料無料です。

自分にとって「始めやすい」「続けやすい」と思えるサービスを提供している証券会社を選んでみてください。

②お持ちの銀行口座やクレジットカードと相性のいい証券会社を選ぶ

お持ちの銀行口座やクレジットカードと相性のいい証券会社を選ぶと、大きなメリットが期待できます。

たとえば、楽天証券の証券口座と楽天銀行の銀行口座を連携させておくと、優待プログラム「ハッピープログラム」によって、楽天銀行の無料振込回数が増えるなど多くのメリットがあります。

楽天グループの優待プログラム

楽天グループの優待プログラム

楽天優待プログラム「ハッピープログラム」

銀行の振込手数料は一回数百円かかることも珍しくなく、積もればすぐに大きな出費となります。それが節約できるとなれば、安い手数料で株取引をする以上のメリットがある人が多いでしょう。

ただし、楽天グループの優待プログラムでは、楽天カードと楽天銀行の普通口座を持っていることなどが条件とされています。

ネット証券の手数料を安く利用する方法

証券口座を安く利用する方法

ネット証券口座の取引でかかる手数料を安くするにはどのような方法があるのでしょうか。

ネット証券を安く利用する方法をご紹介します。

手数料が無料の証券会社を選ぶ

1日の取引合計金額が高額にならないなら、無料での取引も可能です。

手数料が無料のプランのある証券会社を選びましょう。

SBI証券 手数料が無料のプラン

SBI証券 手数料が無料のプラン

SBI証券より)

SBI証券では、条件を満たすことで取引手数料が無料になるプランが用意されています。

SBI証券と楽天証券は取引手数料が無料に、auカブコム証券は約定代金100万円まで無料なるプランが用意されています。

当記事監修、キャリア20年超の株式トレーダー・CFP水野崇様よりネット証券の選び方をアドバイス

水野総合FP事務所代表 水野 崇様
水野総合FP事務所代表
水野 崇様

投資初心者の方にネット証券の選び方をアドバイスさせていただきます。

ネット証券各社は手数料競争を繰り返してきた歴史

株式取引の手数料は1999年10月に完全自由化され、以降は証券各社が自由に手数料を決められるようになっています。

自由に決められると言っても、1社が手数料を値下げすれば、他の証券会社も同じ金額まで値下げするというのを繰り返してきたわけです。

以前のネット証券は取扱商品やサービス内容も各社似たようなものだったので、投資家が証券口座を選ぶ際は手数料の安さを決め手にしていた時期もありました。

現在、多くのネット証券会社が同じような手数料体系に落ち着いているのも、このような歴史的背景によるものです。

手数料0円時代は近い?

2022年11月、SBI証券が「国内株式の売買手数料の無料化」に踏み切ると発表しました。

実施時期は確定していませんが、早ければ2023年中にも国内株式売買手数料の「完全無料化」が実現する見通しです(2023年1月現在)。

SBI証券の動きによっては、他のネット証券会社も手数料の値下げ、もしくは完全無料化を行うことになりそうです。

楽天証券は、以前からSBI証券と口座開設数で競い合っています。

いわばライバル関係ですので、楽天証券も手数料を引き下げる可能性は高いでしょう。

投資初心者におすすめのネット証券は?

どうしても一つのネット証券会社に決められないという初心者の方は、SBI証券と楽天証券の両方に口座開設してみてはいかがでしょうか。

開設後、証券口座に入金しなくても口座維持費はかかりません。

投資でリスクを減らすには「長期投資」「分散投資」が有効的です。

短期的な値動きに一喜一憂せず、時間を味方につけながら、ゆっくり資産を育てるという考え方がとても大切になります。

そのためには1日でも早く投資をスタートできるよう、証券口座を準備しておきましょう。

口座開設をどこにしようか迷っている時間ですら、もったいないものです。

まとめ:時間を味方につける投資スタイルで

証券口座の準備ができたら、まずは投資を始めてみましょう。

投資の勉強も大切ですが、少額からスタートして少しずつ足りない知識を補っていけば大丈夫です。
現代社会は情報量があまりにも多く、何が正しくて何が間違っているのか判断できないケースもよくあります。

投資でも当てはまりますが、人によって「合う」「合わない」があります。

いろいろな情報に触れすぎて迷ってしまう。その結果、何年も資産を増すことができない… むしろ大切なお金を減らしてしまった… そのような経験をお持ちの方は多いです。

投資は早く始めれば始めるほど有利です。

若ければ若いほど、「時間を味方につける投資」を実現できます。

ご自身に合う投資スタイルで、資産を大きく育てていただきたいなと思います。

水野総合FP事務所代表 水野 崇様
水野総合FP事務所代表
水野 崇様

これからの投資スタートにお役立ていただければ幸いです。

ファイナンシャルプランナー水野崇様

水野総合FP事務所 公式サイトはこちら

ネット証券でよくある質問・FAQ

初心者でもネット証券を使える?

初心者でも利用可能ですが、株式や投資に関する基本的な知識は必要です。多くのネット証券では、初心者向けのガイドや教育コンテンツを公式サイトで提供しているので活用しましょう。中級・上級者向けに最新マーケットの動向や銘柄情報なども提供もされているので、定期的にサイトを確認することをおすすめします。
(参考:松井証券|はじめての方へ

ネット証券の口座開設に必要なものは?

ネット証券の口座を開設には本人確認書類、マイナンバーが確認できる書類、入金用の金融機関口座などが必要となります。入力内容と同一の氏名で現住所の記載されているマイナンバーカードや運転免許証を用意しましょう。郵送や窓口での口座開設では印鑑が必要となる場合もあります。事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。
(参考:楽天証券|口座開設から手続きまで

ネット証券が店頭取引より人気な理由は?

ネット証券は取引が便利です。パソコンやスマートフォンで時間や場所に関係なく取引可能です。また、市場情報をリアルタイムで得ることができますし、分析ツールの提供もあるため、投資判断を迅速に行えます。購入できる商品や付加サービスが充実している点も人気な理由のひとつです。対面に比べて人件費などのコストを抑えることができるため、手数料が安いというメリットもあります。
(参考:auカブコム証券|ネット証券ならではの魅力って?特徴を解説!

ネット証券のセキュリティは大丈夫?

ネット証券では高度なセキュリティ対策が講じられています。SSL暗号化や二段階認証などが一般的に採用されていますが、ユーザー自身もパスワードの管理などセキュリティに注意する必要があります。オンラインでの取引には常にサイバーリスクが伴うため、セキュリティ対策を徹底し、パスワードの管理やフィッシング詐欺に対する注意を怠らないようにしましょう。
(参考:SBI証券|SBI証券のホームページのセキュリティ対策はどのようになっていますか?

ネット証券での口座開設って審査は厳しいの?

一般的に、ネット証券の口座開設審査はそれほど厳しくありません。証券口座を用いた犯罪行為防止を目的とし、反社情報照会システムで口座開設申込者の照会を行うため、反社会勢力やそれに関係すると判断された場合は審査に落ちます。また、取引の公正性の観点から、一般人と比べ投資情報を得やすい金融商品取引業者の役員や従業員は、審査に落ちる可能性があります。
(参考:GlobalFinancialSchool|SBI証券の審査に落ちた人も?証券口座開設時の審査基準と落ちる要因を知ろう

システム障害が起きて取引できなくなったらどうするの?

システム障害が発生すると、一時的に取引ができなくなることがあります。多くのネット証券では電話で注文を受けるなどの代替手段が用意されています。障害発生時の対応策を事前に確認しておくと安心です。
(参考:松井証券|システムダウンや停電等が起きて、急に取引できなくなってしまったら?

まとめ

今回ご紹介したネット証券口座の中で、1注文あたりの料金が一番安かったのは、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で55円(約定金額〜5万円)、料金が一番高かったのはIB証券で57円(最低手数料)でした。

注文1回あたりの手数料に大差ないネット証券は、投資の開始や継続をサポートしてくれるサービスがあるかどうかや、取引ツールやアプリの使い勝手、既に持っている銀行口座やクレジットカードとの相性の良さで選ぶと良いでしょう。

証券口座の開設は、投資初心者にとっては「デイトレードとかFXのように短期の資産変動幅が大きく怖い」という印象もあるかもしれません。しかし、株式投資や投資信託など、中長期的な投資ではそんなことはありません。

「特定口座(源泉徴収あり)」で証券口座を開設すれば基本的に確定申告も必要なく、証券会社が年間取引報告書を作成してくれます。初心者でも安心して取り組めますね。

数が多く悩みがちな証券会社選びですが、思い立ったが吉日。まずは始めてみましょう!
投資は長く続けることが大切なので、気に入った証券会社をクリックして、まずは一つ自分の証券口座を!

ネット証券口座の比較表

画像SBI証券楽天証券auカブコム証券IB証券松井証券
サービス名SBI証券楽天証券auカブコム証券IB証券松井証券
【1注文あたりの手数料】(約定金額)現物55円(〜5万円)
99円(〜10万円)
115円(〜20万円)
275円(〜50万円)
55円(〜5万円)
99円(〜10万円)
115円(〜20万円)
275円(〜50万円)
55円(〜5万円)
99円(〜10万円)
115円(〜20万円)
275円(〜50万円)
0.385ドル〜(日本円にすると約57円〜)1日定額のみ(1日合計取引50万円まで0円)
【1注文あたりの手数料】(約定金額)信用99円(〜10万円)
148円(〜20万円)
198円(〜50万円)
385円(50万円超)
99円(〜10万円)
148円(〜20万円)
198円(〜50万円)
385円(50万円超)
99円(〜10万円)
148円(〜20万円)
198円(〜50万円)
385円(50万円超)
特徴      料金形態がシンプルで、投資初心者にもわかりやすいサービスを提供している。           楽天証券の利用で楽天グループの優待制度「ハッピープログラム」がさらにお得に。           1株から購入が可能な「プチ株」というサービスが人気。          1年以上日本を出る人でも、国内証券で必須の解約や休眠口座移行などが不要。          25歳以下なら1日あたりの手数料が無料!若者や未成年含む学生におすすめ。          

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