「POSレジとPOSシステムの違いがわからない…」
「POSレジを選ぶときのポイントって?」
「POSレジを安く導入する方法ってある?」
本記事では上記のお悩みや疑問にお答えします。
近年、POSレジが急速に普及しつつあり、多くの種類があるのでどれを選べばいいのかわからない方もいるでしょう。
しかし、各POSレジの特徴や費用などについて理解しておけば最適なものを導入できますよ。
そこでここから、POSレジの特徴や選び方、安く購入する方法などについて解説するので、参考にしてくださいね。
POSレジとは
POSレジとは、商品を販売したときの金額や商品の情報などを即時記録・集計できるレジのことです。
POSとは「Point of Sale」の略で、「販売時点情報管理」を意味します。
近年、POSレジでは記録したデータから分析や管理まで行えるようになってきている点が特徴です。
POSレジの特徴に関して、具体的に下記の表にまとめました。
POSレジの特徴 | ・商品を販売した時点で、売上額や販売場所などを自動で記録・収集可能
・在庫管理が可能 ・消費者の購買行動の分析が可能 ・複数店舗の売上管理を一元化可能 |
POSレジ導入事例 | ・スーパー
・コンビニ ・アパレル ・クリニック ・薬局 ・美容室 ・エステ ・自治体 |
上記の通り、POSレジは単なるお金の決済にとどまらず、マーケティングや経営戦略、店舗運営のサポートなどを行ってくれることがわかります。
そのため、特に複数店舗経営している方や今後事業展開を考えている方にとって、導入を検討する余地があるでしょう。
また、POSレジは医療機関や自治体などで導入される事例も増えてきており、人手不足解消のツールとして注目されつつあります。
例えば、Square POSレジの場合、小売店などに限らずクリニックでも利用されています。
出典:Square POSレジ
POSレジとPOSシステムの違い
POSはレジとPOSシステムは名前が似ているので混同されがちです。
POSレジとPOSシステムの違いは、具体的に下記のとおりです。
- POSレジ:POSシステムが導入されているレジ
- POSシステム:販売情報を入力したり自動で収集するシステムのこと
上記のように、POSシステムとは仕組みを表し、POSレジとは仕組みを導入したものだと言い換えることができます。
POSレジの種類
POSレジは大きく下記の3つの種類に分けられ、それぞれ特徴があります。
- タブレット型POSレジ
- ターミナル型POSレジ
- パソコン型POSレジ
タブレット型POSレジとは、スマホやタブレットにアプリをダウンロードするだけで使えるPOSレジのことをいいます。
初期費用を抑えられますし、必要なスペースが最小限で済むため、小規模店舗やお金をかけたくない事業所などに向いています。
出典:Airレジ
ターミナル型POSレジとは、一般的に利用されているレジにPOSシステムを導入したもののことです。
近年では、大手スーパーや衣料品店などでセルフレジが導入される傾向にあり、セルフレジはターミナル型POSレジの一種です。
POSレジの中で最も高性能なので、費用が高額になりやすい点が特徴です。
パソコン型POSレジとは、パソコンにシステムをダウンロードしたもののことをいいます。
タブレット型同様に、お持ちのパソコンをレジとして活用できるので費用を抑えやすい点が特徴です。
また、ノートパソコンなどを使えば、おしゃれなお店でも雰囲気に馴染みやすい点がメリットです。
各POSレジの特徴について、下記の表にまとめました。
種類 | タブレット型POSレジ | ターミナル型POSレジ | パソコン型POSレジ |
特徴 | ・スマホやタブレットにアプリをインストールして使用
・おやれな雰囲気の店に合いやすい ・小さいながらも機能面では、他のPOSレジに劣らない |
・従来のレジにPOSシステムを導入
・別名をレガシーPOS、据え置き型POS ・自動釣銭機など高性能な機能搭載 ・システムのアップロードや拡張が難しい ・端末自体の価格が高い |
・パソコンにシステムをダウンロードすれば使用可能
・汎用性が高い ・パソコンが古くなった場合、買い替えが必要 |
導入事例 | ・カフェ
・美容院 |
・スーパー
・コンビニ |
・飲食店など |
大きさ | ・他のPOSレジより小さく、場所を選ばない | ・大型で持ち運べない | ・ターミナル型より小さいが、持ち運べない |
費用の目安 | ・10万円から25万円
(キャッシュドロアやレシートプリンタ代など) ・月額0円で利用できるケースも |
・50万円から100万円
・将来的に保守管理費用が必要になるケースも |
・40万円くらい
(周辺機器代) ・月額利用料(5,000円〜3万円) |
今回の記事では、現在広く普及しつつあるタブレット型POSレジを中心に比較紹介します。
POSレジのメリット
POSレジには、今まで広く使われてきたレジにはない様々なメリットがあります。
POSレジのメリットは具体的に下記の3点です。
- スタッフの勤怠管理が簡単になる
- 在庫管理・商品管理の精度が上がる
- 人件費を削減できる
POSレジのメリットは、画面上でスタッフの勤怠管理を行える点です。そのため、責任者が店にいなくても勤務状況をチェックすることが可能です。POSレジの売上データと照らし合わせることで、忙しい時間帯に人員は足りているか、不足していないかがわかります。また、タイムレコーダーを設置しなくてもいいので、タイムカードを作成してスタッフの勤務状況を管理する必要はありません。さらに、出勤状況も管理できるので、シフトの調整なども簡単に行うことが可能です。
POSレジのメリットとして、適正な在庫管理や商品管理を行いやすくなる点です。理由として、POSレジでは販売情報をリアルタイムで更新し続けるため、常に正確な在庫状況を把握できるからです。また、売れ行きのよくない商品などもひと目でわかるので、今後の販売予測に活かすことができるでしょう。そのため、品切れを起こすケースや在庫が過剰に余るケースなどを防ぎやすくなる点がメリットです。
例えば、ユビレジの口コミでは在庫管理が楽になったとの声があります。
出典:ユビレジ
POSレジのメリットは、人件費の削減です。なぜならPOSレジを導入した場合、商品価格を覚えるなどの作業が必要ではなくなるからです。POSレジでは、一般的にバーコードを使って商品名と金額を管理します。そのため、初めて操作する方がレジを扱えるようになるまでの時間を短縮できるでしょう。また、毎回の会計時に販売情報が記録されるので、レジ締めの時間を短縮できるケースが多いです。結果として、人件費の削減につながることが期待されます。
POSレジのデメリット
POSレジはデメリットがあり、導入を検討する上でデメリットを知っておくのは重要なことです。
POSレジのデメリットは、具体的に下記のとおりです。
- 停電によるシステム停止の可能性がある
- ネットワーク環境が必要
- 導入や運用にコストが発生する
POSレジのデメリットは、停電になると利用できなくなる可能性がある点です。なぜなら、POSレジを使うためには電力が必要になるからです。万が一、停電によってPOSレジが使えなくなると、当日の営業をストップせざるを得ない可能性があるので注意が必要です。ただし、売上情報はサーバーに保管されているので、消える心配をしなくても大丈夫です。
例えばAirレジの場合、オフラインモードでも利用することはできますが、一部機能が使えないので注意が必要です。
出典:Airレジ
POSレジのデメリットは、ネットワーク環境を整備する必要がある点です。なぜなら、POSレジでデータの管理などをするためにはインターネットに接続する必要があるからです。近年では、インターネット環境を整備している事業所やお店などは増えつつあります。ただし、POSレジの性能をフルに発揮するには通信量や速度が十分整ったインターネット環境が望ましいです。
POSレジのデメリットは、導入や運用にコストがかかりやすい点です。理由として、端末や周辺機器などを揃えるのに、ある程度まとまった金額が必要になりますし、月額費用が発生するケースもあるからです。POSレジは価格に見合うだけの価値が認められてるので、さまざまな場所で利用されています。しかし、目的に応じて使い分けないと余計なコストがかかる可能性があるので要注意です。
POSレジ導入までの流れ
-
STEP1アカウント登録メールアドレス入力して、アカウントを登録します。
-
STEP2アプリのダウンロードAppStoreからアプリをダウンロードして、ログインします。
-
STEP3商品設定販売する商品を登録します。商品はCSVファイルから取り込むことも可能です。
-
STEP4周辺機器を用意し、接続必要な周辺機器を用意して、機器とAirレジを接続します。
-
STEP5利用開始導入完了したら、会計業務を行えます。
POSレジの価格相場:0円〜328,100円
POSレジの価格相場は0円〜328,100円となっています。
タブレットやキャッシュドロアなどをお持ちの場合、費用を抑えられる点が特徴ですが、1から機器を揃える場合には高額になるケースがあります。
ここから、POSレジの各相場について具体的に解説します。
Airレジの価格相場:0円〜約12万円
Airレジの価格相場は0円から約12万円となっています。
出典:Airレジ
Airレジとは、リクルートが提供するPOSレジサービスのことをいいます。
Airレジの具体的な特徴は、下記のとおりです。
- 基本レジ機能やサポート全般が0円
- シンプルでムダのない操作性
- AirPAYと連携し、クレカやキャッシュレス決済に対応可能
上記の通り、Airレジではムダな機能を省いたシンプルな設計のため、費用を抑えて利用することが可能です。
そのため、初期費用を抑えたい方やシンプルな操作性を求める方に向いています。
POSレジ名 | Airレジ |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 0円 |
周辺機器 | ・iPad:49,800円
・レシートプリンター据え置き型:42,800円〜 ・レシートプリンターモバイル型:24,800円〜 ・キャッシュドロア:9,020円〜 |
オプション | 【スター精密mPOPセット】
・バーコードリーダー、iPadなし:68,500円(保守サポートあり):137,800円 ・iPadあり:118,300円(保守サポートあり)256,900円 【SIIレシートプリンターセット】 ・バーコードリーダーなし、iPadなし:52,400円(保守サポートあり):121,700円 ・iPadあり:102,200円(保守サポートあり)240,800円 |
店舗形態 | 飲食店、小売店、サービス |
サポート | メール、チャット、電話 |
BC POSの価格相場:224,000円〜328,100円
BCPOSの価格相場は224,000円から328,100円です。
出典:BC POS
BC POSは小売店向けのパソコン型POSシステムのことです。
BC POSの特徴は具体的に下記のとおりです。
- 導入実績20,000台以上
- QRコード、クレジット、電子マネーなど40種類以上の決済に対応可能
- 小売店、専門店、飲食店以外にリサイクルショップ、農産物直売所などにも導入可能
上記のように、BC POSは20年に渡って販売実績を積み上げてきています。
そのため、初めてPOSシステムを導入するから不安、という方も安心できるでしょう。
また、オプションが豊富に用意されていますので、本当に必要なものを選びやすいと言えます。
POSシステム名 | BC POS |
初期費用 | ・OSセット(黒)ハード一式:224,000円
・POSセットハード一式:328,000円 |
月額費用 | ・ベーシック:5,000円
・スタンダード:10,000円 ・ダブル:13,500円 ・トリプル:16,000円 |
周辺機器 | WEBサイト記載なし |
オプション | ・クラウド型本部管理「TenpoVisor」:1店舗利用料金月5,000円~
・ECサイト&POS在庫連動「EC POS LINK」サーバー初期設定費用(楽天、ぐるなび食市場などの場合)30,000円×サイト数 (BC POSの場合)30,000円 ・マルチカード決済ソリューション 初期費用:15,000円/1台+月額費用(端末による) |
店舗形態 | 飲食店、小売店、専門店 |
サポート | 電話 |
スマレジの価格相場:0円〜約20万円
スマレジの価格相場は0円〜約20万円となっています。
出典:スマレジ
スマレジとはiPad用のPOSレジサービスのことです。
月額利用料金は0円から13,200円と幅広く、さまざまなニーズに対応している点が特徴です。
スマレジを使うのに必須のiPadをお持ちでない方でも、スタート時に用意してもらえるので初心者の方でも始めやすいでしょう。
スマレジのメリットは、具体的に下記のとおりです。
- 全国にショールームがあるので無料で試せる
- 細かい項目ごとに売上管理ができる
- 月額無料サービスでも必要最低限の機能を使える
上記の通り、東京や名古屋、福岡など主要な都市にショールームが設置されているので、操作性や使い心地などを試すことが可能です。
そのため、お近くにお住まいの方は導入を検討する上で利用されるといいでしょう。
POSシステム名 | スマレジ |
初期費用 | ・0円〜可能
【導入例】 ・iPad32GB:49,800円 ・レシートプリンター:45,980円 ・カスタマーディスプレイ:26,400円 ・キャッシュドロワー:17,820円 ・iPadスタンド:3,960円 ・ロール紙:2,200円 ・導入サポート:88,000円 <合計>234,160円 |
月額費用(1店舗に付き) | ・スタンダード:0円
・プレミアム:4,400円 ・プレミアムプラス:7,700円 ・フードビジネス:11,000円 ・リテールビジネス:13,200円 |
周辺機器 | ・バーコードリーダー
・レシートプリンター ・キャッシュドロワ ・レジセット |
オプション | ・CAT/CCT端末連動:1台/月額1,100円
・本部管理:月額11,000円〜 ・テーブルオーダー:3,300円 ・受注管理:月額11,000円 ・タイムカード:0円〜 |
店舗形態 | 飲食店、サービス、小売店 |
サポート | 電話、チャット、メール |
ユビレジの価格相場:0円〜6,900円
ユビレジの価格相場は0円から6,900円です。
出典:ユビレジ
ユビレジとは「カンタンがいちばん」をコンセプトに、直感的に使いやすいながらも機能面も充実したPOSレジのことです。
ユビレジでは店舗運営に置いて必要な売上管理、在庫管理、決済システムトの連携が可能です。
具体的な特徴は下記のとおりです。
- 連携できる外部サービスが多い
- 操作が簡単で初心者の方も使いやすい
- 売上分析機能が充実している
上記の通り、ユビレジでは連携できる外部サービスが多い点が特徴です。
- 楽天ペイなどキャッシュレス決済
- TKCなど会計ソフト
- 経営管理や予約管理など
また、ユビレジでは売上分析機能が豊富にあるので、下記の点について詳しく分析できます。
- 売れ筋商品や死に筋商品
- 曜日や時間による売上の推移
- 店舗ごとの売上の傾向
POSシステム名 | ユビレジ |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | ・無料プラン:0円
・プレミアムプラン:6,900円 |
周辺機器 | WEBページ記載なし |
オプション | ・ユビレジ在庫管理:4,500円
・ユビレジハンディ:1台1,500円 ・標準電話サポート:無料 ・電話サポートプレミアム:月2,000円 ・フルサポート:要問合せ ・LAN敷設サポート:要問合せ ・導入サポート:20,000円〜 ・電話講習サポート:10,000円〜 ・メニュー情報データ化サポート:10,000円〜 |
店舗形態 | 飲食、小売、サービス |
サポート | メール、電話 |
Square POSレジの価格相場:0円
Square POSレジの価格相場は0円です。
出典:Square POSレジ
SquarePOSレジは、初回費用、月額費用ともに0円で利用できるPOSレジです。
必要になるのは、決済手数料のみで料金設定が明確な点がポイントです。
また、料金を抑えつつも在庫管理等の必要な機能が揃っており、特徴は下記のとおりです。
- 決済手数料以外の手数料が発生しない
- さまざまなデータを活用して業務の改善を行える
- オフラインモードで利用できる
POSシステム名 | Square POSレジ |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 0円
※決済手数料 【店頭】 ・(VISA、Master、Suica、PASMOなど):3.25% ・QUICPay:3.75% ・JCB:3.95% 【オンラインビジネス・オンラインチェックアウト】 ・VISA、Master:3.6% ・JCB:3.95% |
周辺機器 | ・Squareスタンド:29,980円
・Squareターミナル:46,980円 ・Squareリーダー:7,980円 |
オプション | なし |
店舗形態 | 小売、サービス、飲食 |
サポート | メール、電話、チャット |
CASHER POSの価格相場:0円〜128,000円
CASER POSの価格相場は0円から128,000円です。
出典:CASHER POS
CASHER POSは15年の営業実績を持つクラウドPOSレジです。
今までに店舗導入2,000台、イベントでは年間10,000台が稼働しており、多くの方から支持されています。
CASERの特徴は具体的に下記のとおりです。
- トラブルの原因を減らす専用ハードウェア
- オフラインでも操作可能
- 自動アップデート機能搭載
CASHEでは専用のハードウェアを用意しており、さまざまなトラブルに対応することが可能です。
例えば、インターネットに繋がらないときでも業務を継続することができます。
また、オフラインでも操作可能なアプリをお店の規模に合わせて提供しています。
そのため、取引量の多いお店でもスムーズな利用が可能です。
さらに、自動アップデート機能があるので、税制や社会情勢の変化があっても自動で変更してもらえます。
POSシステム名 | CASHER POS |
初期費用 | 0円〜 |
月額費用 | 【スタータープラン】:月0円
・6800UAセット:一括128,000円or月8,400円レンタル ・タブレットセット:79,800円 【プロフェッショナルプラン】:月4,400円 6800UAセット:一括128,000円or月8,400円レンタル タブレットセット:79,800円 【モバイルオーダープラン】 ・初期費用(ハードウェア費用):0円〜 ・月3,000円 ・決済手数料:3.9% |
周辺機器 | ・Smartセット:90,000円
・HS-3314セット:158,000円 ・自動釣銭機 ・カスタマーディスプレイ ・RFIDリーダーライター ・大型ドロアー ・バーコードプリンター ・定着型バーコードスキャナー |
オプション | 在庫管理:月5,000円
ハンディオーダー:月5,000円 モバイルオーダー:月3,000円〜 本部管理機能:月10,000円~ |
店舗形態 | 小売、サービス、飲食 |
サポート | 電話、メール |
POSレジの比較表
POSレジの比較表を下記の通りまとめました。
POSレジ名 | 初期費用 | 月額費用 | 周辺機器 | オプション | 店舗形態 | サポート |
Airレジ | 0円 | 0円 | ・iPad:49,800円
・レシートプリンター据え置き型:42,800円〜 ・レシートプリンターモバイル型:24,800円〜 ・キャッシュドロア:9,020円~ |
【スター精密mPOPセット】
・バーコードリーダー、iPadなし:68,500円 (保守サポートあり):137,800円 ・iPadあり:118,300円 (保守サポートあり)256,900円 【SIIレシートプリンターセット】 ・バーコードリーダーなし、iPadなし:52,400円 (保守サポートあり):121,700円 ・iPadあり:102,200円 (保守サポートあり)240,800円 |
・飲食店
・小売店 ・サービス |
・メール
・チャット ・電話 |
BC POS | ・OSセット(黒)ハード一式:224,000円
・POSセットハード一式:328,000円 |
・ベーシック:5,000円
・スタンダード:10,000円 ・ダブル:13,500円 ・トリプル:16,000円 |
WEBサイト記載なし | ・クラウド型本部管理「TenpoVisor」:1店舗利用料金月5,000円~
・ECサイト&POS在庫連動「EC POS LINK」サーバー初期設定費用(楽天、ぐるなび食市場などの場合)30,000円×サイト数 (BC POSの場合)30,000円 ・マルチカード決済ソリューション 初期費用:15,000円/1台+月額費用(端末による) |
・飲食店
・小売店 ・専門店 |
電話 |
スマレジ | ・0円〜可能
【導入例】 ・iPad32GB:49,800円 ・レシートプリンター:45,980円 ・カスタマーディスプレイ:26,400円 ・キャッシュドロワー:17,820円 ・iPadスタンド:3,960円 ・ロール紙:2,200円 ・導入サポート:88,000円 <合計>234,160円 |
・スタンダード:0円
・プレミアム:4,400円 ・プレミアムプラス:7,700円 ・フードビジネス:11,000円 ・リテールビジネス:13,200円 |
・バーコードリーダー
・レシートプリンター ・キャッシュドロワ ・レジセット |
・CAT/CCT端末連動:1台/月額1,100円
・本部管理:月額11,000円〜 ・テーブルオーダー:3,300円 ・受注管理:月額11,000円 ・タイムカード:0円~ |
・飲食店
・サービス ・小売店 |
・電話
・チャット ・メール |
ユビレジ | 0円 | ・無料プラン:0円
・プレミアムプラン:6,900円 |
WEBページ記載なし | ・ユビレジ在庫管理:4,500円
・ユビレジハンディ:1台1,500円 ・標準電話サポート:無料 ・電話サポートプレミアム:月2,000円 ・フルサポート:要問合せ ・LAN敷設サポート:要問合せ ・導入サポート:20,000円〜 ・電話講習サポート:10,000円〜 ・メニュー情報データ化サポート:10,000円~ |
・飲食
・小売 ・サービス |
・メール
・電話 |
Square POSレジ | 0円 | 0円
※決済手数料 【店頭】 ・(VISA、Master、Suica、PASMOなど):3.25% ・QUICPay:3.75% ・JCB:3.95% 【オンラインビジネス・オンラインチェックアウト】 ・VISA、Master:3.6% ・JCB:3.95% |
・Squareスタンド:29,980円
・Squareターミナル:46,980円 ・Squareリーダー:7,980円 |
なし | ・小売
・サービス ・飲食 |
・メール
・電話 ・チャット |
CASHER POS | 0円〜 | 【スタータープラン】:月0円
・6800UAセット:一括128,000円or月8,400円レンタル ・タブレットセット:79,800円 【プロフェッショナルプラン】:月4,400円 6800UAセット:一括128,000円or月8,400円レンタル タブレットセット:79,800円 【モバイルオーダープラン】 ・初期費用(ハードウェア費用):0円〜 ・月3,000円 ・決済手数料:3.9% |
・Smartセット:90,000円
・HS-3314セット:158,000円 ・自動釣銭機 ・カスタマーディスプレイ ・RFIDリーダーライター ・大型ドロアー ・バーコードプリンター ・定着型バーコードスキャナー |
・在庫管理:月5,000円
・ハンディオーダー:月5,000円 ・モバイルオーダー:月3,000円〜 ・本部管理機能:月10,000円~ |
・小売
・サービス ・飲食 |
・電話
・メール |
上記の表の通り、各社によってサービスに特徴があることがわかります。
各社のプランにもよりますが、初期費用が0円で始められるのはAirレジ、スマレジ、ユビレジ、Square POSレジです。
月額プランについては、顧客のニーズに合わせて複数のプランを設けているところが多いです。
具体的には、BC POS、スマレジ、ユビレジ、CASHER POSです。
周辺機器はもともと所持していれば不要なケースがありますが、導入の際に一緒に購入することも可能です。
オプションについても各POSレジとも顧客に合わせて設計しているので、必要なものだけ導入するとより有効に使えるでしょう。
Square POSレジはオプションを設けていませんでした。
店舗形態については、各POSレジとも小売店、飲食店、サービス業などに対応していることがわかります。
そのため、価格や操作性などその他の面で比較するといいでしょう。
また、サポート体制については、各POSレジが力を入れていることがわかりました。
基本的には、メールと電話で顧客のニーズに対応しています。
POSレジ選びのポイント
費用で選ぶ
POSレジを選ぶときは初期費用と月額費用など、いくら掛かるのかを予めチェックしておくといいです。
本記事で紹介したPOSレジは、比較的コスパのいいものが多いので初めて利用される方に向いているといえます。
例えばAirレジの場合、初期費用も月額費用も0円から始められるので、小規模店舗を運営する方や個人事業主の方にも向いています。
出典:Airレジ
運営する会社によって初期費用がかかったり、プランによって月額費用が加算されたりするケースがあります。
もしキャッシュドロワやレシートプリンタなどをお持ちでしたら、さらに初期費用を抑えられるでしょう。
POSレジ名 | 初期費用 | 月額費用 |
Airレジ | 0円 | 0円 |
BC POS | ・OSセット(黒)ハード一式:224,000円〜 | ・ベーシック:5,000円
・スタンダード:10,000円 ・ダブル:13,500円 ・トリプル:16,000円 |
スマレジ | 0円〜 | ・スタンダード:0円
・プレミアム:4,400円 ・プレミアムプラス:7,700円 ・フードビジネス:11,000円 ・リテールビジネス:13,200円 |
ユビレジ | 0円 | ・無料プラン:0円
・プレミアムプラン:6,900円 |
Square POSレジ | 0円 | 決済手数料のみ |
CASHER POS | 【モバイルオーダープラン】0円〜
【上記以外のプラン】79,800円〜 |
【スタータープラン】:月0円
【プロフェッショナルプラン】:月4,400円 【モバイルオーダープラン】:月3,000円 |
レンタルの有無で選ぶ
POSレジを選ぶときは、レンタル可能かどうかを確認しておくといいでしょう。
理由として、POSレジのレンタルを活用すればリースよりも短期間で契約することができるからです。
開業当初は特に、費用がかさむケースが多いでしょう。
そのため、レンタルを使うことで費用を抑えつつPOSレジを導入することが可能です。
例えば、CASHER POSのレンタルプランの場合、ハードウェアや保守など必要な機能全て込みで価格設定されている点が特徴です。
出典:CASHER POS
運営会社によっては1月単位での契約なので、事業が軌道に乗ってきたら購入するなど、ある程度柔軟に対応することもできます。
POSレジ名 | レンタルの有無 |
Airレジ | ☓ |
BC POS | ・Seav12レンタルセット
初期費用0円、2年契約 1台:月18,000円 |
スマレジ | ・iPad(Wi-Fi版)
10日以内:11,000円 20日以内:13,640円 30日以内:18,040円 ・iPad(セルラー版) 10日以内:19,360円 20日以内:19,360円 30日以内:19,360円 |
ユビレジ | ・初期費用0円
【レンタル料】 ・プレミアムプラン利用料 ・ドロワー一体型レシートプリンタレンタル ・基本情報入力代行 ・電話サポート:月2,000円(※最初2ヶ月無料) |
Square POSレジ | ☓ |
CASHER POS | 初期費用0円
ハードウェア費用0円 1台:月12,800円 |
サポートの充実度で選ぶ
POSレジを選ぶときのポイントは、サポートの充実度です。
理由として、万が一のトラブルが発生したときでも安心できるからです。
そのため、運営会社は基本的にサポート体制を整えているケースが多いです。
今回ご紹介したPOSレジはどれもサポート体制がしっかりしているので、安心して利用しやすいといえるでしょう。
例えばスマレジの場合、365日の電話サポートや最短当日返信のメールサポートなどを備え、顧客のニーズに対応しています。
出典:スマレジ
ただし、BC POSは電話のみの対応となっていますので注意が必要です。
POSレジ名 | サポート |
Airレジ | 電話、メール、チャット |
BC POS | 電話 |
スマレジ | 電話、メール、チャット |
ユビレジ | 電話、メール |
Square POSレジ | 電話、メール、チャット |
CASHER POS | 電話、メール |
POSレジを安く購入する方法
POSレジを安く購入するには、さまざまな方法があります。
ここから、具体的に紹介しますね。
リース契約
POSレジを安く購入するには、リース契約を結ぶのを検討するといいです。
理由として、月額料金でPOSレジを使え、初期費用を抑えやすくなるからです。
今回ご紹介したPOSレジの場合、リース契約を結ぶことができるのは2社という結果になりました。
例えばユビレジの場合、金額はWEBサイト上に明記されていないものの、リースを利用することで毎月の費用を抑えられる可能性があります。
ユビレジのご導入に関し、周辺機器をリースでご利用いただけます。
出典:ユビレジ
ただし、リースの注意点として、長く使えば使うほど総額の費用が高くなるケースがあることです。
そのため、どれくらいの期間使うとリース契約のほうが高くなるのかを計算した上で、契約するといいでしょう。
POSレジ名 | リースの有無 |
Airレジ | ☓ |
BC POS | あり。リース会社の予審が必要になる。 |
スマレジ | ☓ |
ユビレジ | あり。
ただし、金額は要問合せ。リースを使うと毎月一定のリース料で抑えられる。 |
Square POSレジ | ☓ |
CASHER POS | ☓ |
中古品を購入する
POSレジを安く購入するには、メルカリなど活用して中古品を入手するといいでしょう。
近年、フリマサイトが生活に浸透してきたことで、安全・安心に利用できるようになりつつあります。
そのため、中古品とはいえ状態のいいものやほぼ新品でも割安で入手できる可能性があります。
例えば、2022年12月19日時点で以下のPOSレジが出品されています。
出典:メルカリ
探す手間が発生したり欲しい商品が見つからない可能性があったりしますが、少しでもPOSレジを安く買いたい方にはメリットが大きいです。
補助金や助成金の活用
POSレジを安く購入するには、補助金や助成金をうまく活用するといいです。
具体的には下記の4点があげられます。
- IT導入補助金
- 業務改善補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- ものづくり補助金
IT導入導入補助金とは、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する時に経費の一部を補助することで、デジタル化の推進を目的とする制度のことです。一定の条件を満たすと、ITツールを導入する時に経費の一部を負担してもらえます。POSレジの場合は、ソフトウェア購入費以外にも最大20万円の補助を受けることが可能です。
業務改善補助金とは、中小企業などの生産性を高めることで、最低賃金の向上を推進することを目的とする助成金のことです。事業内の最低賃金を一定以上引き上げ設備投資をした場合に、費用の一部が負担されます。具体的な条件は下記のとおりです。
- 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差が30円以内
- 事業所規模100人以下
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が生産性を高めるために必要な費用の一部を負担してもらえる制度のことです。対象事業所は、常勤の従業員20人以下の法人か個人で、補助金の額は経費に所定の補助率をかけて計算されます。
ものづくり補助金とは、主に飲食店などで適用される支援制度のことです。革新的サービス、商品開発など、生産性向上に取り組んだ時にかかった費用の一部をサポートしてもらえます。対象者は具体的に下記のとおりです。
- 3から5年で給与総額を年平均1.5%以上増加させる
- 年3%以上の付加価値増加
まとめ
ここまで、POSレジの価格相場と安く入手する方法について解説してきました。
本記事のまとめは下記のとおりです。
- POSレジとは商品を販売したときの金額や商品の情報を即時記録・集計できるレジのこと
- POSレジとPOSシステムの違いとは、「仕組み」と「仕組みを導入したもの」の違い
- POSレジの種類は、大きく3つに分けられる
- POSレジのメリットとは、勤怠管理が効率的になる点や、在庫管理・商品管理を効果的に行いやすくなる点などにある
- POSレジのデメリットとは、ネットワーク環境が必要な点や導入や運用にコストがかかりやすい点などにある
- POSレジの各相場は0円から328,100円
- POSレジを選ぶときのポイントは、費用やサポートの充実度などで選ぶこと
- POSレジを安く購入するには、リース契約を結んだり補助金などを活用するといい
本記事を参考に、少しでも安くPOSレジを導入できることを祈ります。