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ペット保険(犬・猫)の料金相場【各社比較】

ペット保険の料金相場 ペット
ペット保険(犬・猫)の料金相場と各保険会社の特徴を比較してご紹介します

最近ではペットを飼う人も多くなり、犬も従来に比べ室内で飼われることが増えました。猫を外に出さず、完全室内飼いにしている家庭も多いですね。

室内飼いだと病気やケガの心配も少なくなりますが、家庭内での誤飲やケガ、思わぬ病気などもあり、動物病院とも無縁ではいられません。誤飲でも摘出には入院、手術をし、治療費も高額になります。

ペットの治療費の料金相場を知り、こんなに高額な治療費を全額支払うのは厳しい、もしもそれが度重なるとすると…

そのような思いから、ペット保険に加入したいけれど種類が多く、どれを選べばいいか迷ってしまう、そんな飼い主様も多いと思います。

今回は、ペット保険について解説していきます。保険に加入してから、思っていたような補償が受けられなかった、など後悔をしないように保険選びの参考にしてくださいね。

ペット保険の料金相場や選び方、安くする方法をご紹介します。

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ペット保険とは

ペットには健康保険がなく、自由診療のため治療費は全額自己負担になります。

ペット保険は毎月の保険料を支払うことで、治療で生じた費用を一定割合で保障してくれるペット専用の保険です。

ペット保険の契約期間は1年間で、掛け捨ての保険になります。

保険は1年ごとに自動継続されますが、年齢を経るごとに保険料もあがっていきます。これを年齢加算といいます。

保険の補償対象になるものは、保険加入後の病気やケガです。保険加入前に慢性病を患っていたり、待機期間中にケガをした場合には、補償を受けることができません。

ペット保険は補償するタイプにより定率補償、定額補償、実費補償があります。

ペット保険の必要性

突然の病気やケガなど、いつペットの治療が必要になるかわかりません。そして、動物病院での治療費が思いのほか高額になることもあります。

犬や猫を飼っている家庭では、1年間にどのくらいペットの医療費がかかっているのか、ということが家庭どうぶつ白書2024からわかりました。

それによると犬の1歳の平均年間診療費52,087円、15歳の平均年間診療費は245,632円と、1歳から15歳で4.7倍増加していることが分かりました。

犬の平均年間診療費

家庭どうぶつ白書2024 犬の平均年間診療費

(※家庭どうぶつ白書2024より引用)

また、猫の場合では1歳の平均年間診療費41,067円、15歳の平均年間診療費は194,187円とこちらも1歳から15歳で4.5倍増加していることが分かりました。

犬も猫も年齢と共に年間診療費が増加する傾向にあります。

では、突然の病気やケガではどのくらい費用がかかるのでしょうか。犬と猫の治療費の一例をご紹介します。

参考:世界最大規模のペット統計データ集 アニコム『家庭どうぶつ白書2024』

犬の骨折治療の料金相場:267,840円~

犬の骨折にかかるアニコム損害保険株式会社の料金相場は、267,840円~です。

活動的な犬では思わぬケガをすることがあり、室内での駆けっこや、ジャンプなどが原因で骨折してしまうケースもあります。

骨折にかかる治療費の一例が以下になります。

アニコム損害保険株式会社の治療費の一例

アニコム損害保険株式会社の治療費の一例

アニコム損害保険株式会社公式サイトより引用)

猫の尿石症治療の料金相場:127,800円~

猫の尿石症治療にかかるアイペット損害保険株式会社の料金相場は、127,800円~です。

猫はあまり水を飲まないため、泌尿器関連の病気になりやすいことが知られています。痛みがあっても隠す習性があり、発見が遅くなりがちです。

尿石症でかかる治療費の一例です。

アイペット損害保険株式会社の治療費の一例

アイペット損害保険株式会社の治療費の一例

アイペット損害保険株式会社公式サイトより引用)

ペット保険の種類

ペット保険には、定率補償、定額補償、実費補償という、3種類の補償タイプがあります。

定率補償

定率補償は予め決めたプランの割合により、治療費の一定割合だけ保険金を受け取ることができます。

保険プランの50%、70%、90%、100%という数字は、治療費の何パーセントを保険でカバーするか、という割合です。

定額補償

保険で支払われる補償限度額のなかで、通院、入院、手術ごとに支払われる金額が決まっているのが定額補償です。

ただし、定額の範囲でも支払われる金額は、治療にかかった実費が上限になっています。

実費補償

実費補償は、保険の補償限度額までなら治療費を全額補償してくれます。高額な治療費でも自己負担が生じない、などのよい面があります。

しかし、回数に制限があるなど保険会社の規定があるので、よく確認しましょう。

ペット保険のメリット・デメリット

ペット保険のメリットとデメリットについてもご紹介します。

メリット

ペット保険のメリット
  • 気軽に通院ができる
  • 治療費の自己負担が少なくて済む
  • 高度医療を選択できる
  • 自分の予算に合わせてプランを選べる

治療費の補償があることで、気軽に通院することができます。そのため病気の早期発見、早期治療が可能になりペットの重症化の防止に役立ちます。

補償により治療費の自己負担分が軽減されるので、家計への心配も少なくなります。

治療費の補償があるため高度医療を選択することができ、ペットに最善の治療をしてあげることができます。

保険にはプランが多く、自分の予算や欲しい補償内容を吟味して選べます。

デメリット

ペット保険のデメリット
  • 毎月保険料がかかる
  • 補償対象外になる場合もある
  • 新規加入年齢が限られている
  • 年齢加算で料金があがる

一度加入すると、契約解除時まで毎月保険料がかかります。また、掛け捨て保険なので補償を受けなくても返金されません。

保険加入前からの持病がある場合には、補償対象外になります。また、慢性化した病気では次年度以降、補償対象外になる保険会社もあります。

保険会社独自の加入条件で、新規加入の年齢制限がある場合があり、高齢のペットでは加入を断られます。

継続加入では更新時に年齢加算があり、保険料があがります。

ペット保険見積もりから契約までの流れ

ペット保険見積もりから契約までの流れは以下の通りです。

ペット保険見積もりから契約までの流れ (ペットメディカルサポート株式会社の事例)
  • STEP1
    ペット保険を探す

    まず、自分のペットに最適なペット保険を探しましょう。本記事ではオススメのペット保険、選び方保険料を安くする方法などを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

  • STEP2
    補償内容を確認
    保険会社に資料請求、またはWebサイトを閲覧して、各種プランの料金や提供される補償内容を確認します。
  • STEP3
    申し込む
    保険会社の提供する申し込みフォームに必要事項を記入します。これには、氏名や住所、連絡先などの個人情報と、ペットの種類、年齢、健康状態などのペットに関する情報が含まれます。
  • STEP4
    審査
    保険会社は提出された情報を審査します。ペットの健康状態は重要な要素であり、健康でない場合は保険の加入が難しいことがあります。
  • STEP5
    補償開始
    審査が通れば保険契約が成立し、補償が開始されます。

ペットメディカルサポート株式会社公式サイトより参考事例)

ペット保険の料金相場:月々800円~2,560円【各保険会社比較】

ペット保険の料金相場

ペット保険の料金相場は、月々800円~2,560円となっています。

ペット保険の料金は、犬では小型犬、中型犬、大型犬で料金が異なります。また、猫では料金が一律の場合が多くみられました。

今回は各社の料金相場を比較するために、1歳の小型犬と猫の50%補償プランで比較していきます。

ペットメディカルサポート株式会社:月々1,320円~

ペットメディカルサポート株式会社(※ペットメディカルサポート株式会社より引用)

ペットメディカルサポート株式会社【PS保険】の月々の保険料は、小型犬が1,430円、猫が1,320円です。

【PS保険】の料金相場

【PS保険】の料金相場

(※ペットメディカルサポート株式会社公式サイトより引用)

 

月々の料金(税込)
小型犬 1,430円
1,320円

(※ペットメディカルサポート株式会社の料金一覧2025822日時点)

この保険には免責金額がなく、最低診療費の制限もありません。また、通院回数が多い場合でも保険継続時に保険料があがらないのが特徴です。

50%補償プランは通院・入院・手術・車イスにかかった医療費の50%を補償するプランで、年間最大補償額は110万円です。

獣医師による無料電話相談のサービスもあります。

事故により車イスを使うことになった場合でも、装備・装具費用がカバーされます。

ペットメディカルサポート株式会社
公式サイトはコチラ

保険名 PS保険
運営会社名 ペットメディカルサポート株式会社
会社住所 〒107-0052
東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階
電話番号 0120-535-797
料金 小型犬:1,430円
猫:1,320円
お問い合わせ https://pshoken.co.jp/inquiry/
特徴 保険料の安さと補償内容のバランスの良さに定評があります。
公式HP https://pshoken.co.jp/

ペット&ファミリー損害保険株式会社:月々1,310円~

ペット保険会社(※ペット&ファミリー損害保険株式会社より引用)

ペット&ファミリー損害保険株式会社【げんきナンバーわんスリム】の月々の保険料は、小型犬が1,560円、猫が1,310円です。

【げんきナンバーわんスリム】の料金相場

【げんきナンバーわんスリム】の料金相場

(※ペット&ファミリー損害保険株式会社公式サイトより引用)

 

月々の料金(税込)
小型犬 1,560円
1,310円

(※ペット&ファミリー損害保険株式会社の料金一覧2025822日時点)

保険の特徴は、適用除外になりやすい病気やケガもカバーしていること。

50%補償プランは通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプランで、お支払い限度額は500,000円です。

1日あたりの限度額や支払い回数の制限がなく、入院や手術など一回の治療費が高くても安心です。自動継続で終身加入でき、初年度契約での待機期間も短くなっています。

ペット&ファミリー損害保険株式会社
公式サイトはコチラ

保険名 げんきナンバーわんスリム
運営会社名 ペット&ファミリー損害保険株式会社
会社住所 〒110-0015

東京都台東区東上野四丁目27番3号
電話番号 0120-584-412
料金 小型犬:1,560円
猫:1,310円
お問い合わせ https://www.petfamilyins.co.jp/inquiry/
特徴 全国すべての動物病院での治療費が対象で、休日や夜間など、時間外診療の補償も充実しています。
公式HP https://www.petfamilyins.co.jp/

アイペット損害保険株式会社:月々2,400円~

アイペット損害保険株式会社(※アイペット損害保険株式会社より引用)

アイペット損害保険株式会社【うちの子】の月々の保険料は、小型犬が2,480円、猫が2,400円です。

【うちの子】の料金相場

【うちの子】の料金相場

(※アイペット損害保険株式会社公式サイトより引用)

 

月々の料金(税込)
小型犬 2,480円
2,400円

(※アイペット損害保険株式会社の料金一覧2025822日時点)

高齢なペットでも加入できるのが特徴で、新規加入年齢は12歳11ヶ月まで。継続加入では終身まで入れるので、末長く補償が受けられます。

50%補償プランは通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプランで、年間補償限度額は728,000円です。

新規加入時に健康診断がいらず、保護ペットでも獣医師の推定年齢で加入できます。

保険金の支払い限度額や回数は次年度の更新時にリセット、前年にかかった病気での免責事項の追加、保険料割増がなく治療に専念できます。

アイペット損害保険株式会社
公式サイトはコチラ

保険名 うちの子
運営会社名 アイペット損害保険株式会社
会社住所 〒106-0032
東京都港区六本木一丁目8番7号 MFPR六本木麻布台ビル
電話番号 0800-111-1525
料金 小型犬:2,480円
猫:2,400円
お問い合わせ https://www.ipet-ins.com/contact/
特徴 お得な「多頭割引制度」があるので多頭飼いの方にオススメです。
公式HP https://www.ipet-ins.com/

日本ペット少額短期保険株式会社:月々800円~

日本ペット少額短期保険株式会社(※日本ペット少額短期保険株式会社より引用)

日本ペット少額短期保険株式会社【いぬとねこの保険 ネクスト】の月々の保険料は、小型犬が1,550円、猫が800円です。

【いぬとねこの保険 ネクスト】の料金相場

【いぬとねこの保険 ネクスト】の料金相場

(※日本ペット少額短期保険株式会社公式サイトより引用)

 

月々の料金(税込)
小型犬 1,550円
800円

(※日本ペット少額短期保険株式会社の料金一覧2025822日時点)

保険の適用範囲に日額や支払い回数の制限がなく、高額な治療費にも対応できます。また、免責金額がなく、自己負担が少なくて済むのも大きなポイント。

50%補償プランは通院・入院・手術・歯科・パテラにかかった医療費の50%を補償するプランで、年間補償限度額は500,000円です。

保険料の割引制度が多く、保険料の節約に役立ちます。

手術に特化した「ミニプラン(月々140円)」や、業界最安クラスの保険料の「ライトプラン(月々610円)」も用意されています。

日本ペット少額短期保険株式会社
公式サイトはコチラ

保険名 いぬとねこの保険
運営会社名 日本ペット少額短期保険株式会社
会社住所 〒105-0003
東京都港区西新橋2-35-2 ハビウル西新橋9階
電話番号 0120-12-3839
料金 小型犬:1,550円
猫:800円
お問い合わせ https://www.nihonpet.co.jp/contact/
特徴 補償内容の異なる3つのプランから選ぶことができます。
公式HP https://www.nihonpet.co.jp/

アニコム損害保険株式会社:月々2,380円~

アニコム損害保険株式会社(※アニコム損害保険株式会社より引用)

アニコム損害保険株式会社【どうぶつ健保ふぁみりぃ】の月々の保険料は、小型犬が2,560円、猫が2,380円です。

【どうぶつ健保ふぁみりぃ】の料金相場

【どうぶつ健保ふぁみりぃ】の料金相場

(※アニコム損害保険株式会社公式サイトより引用)

 

月々の料金(税込)
小型犬 2,560円
2,380円

(※アニコム損害保険株式会社の料金一覧2025822日時点)

継続加入なら終身契約ができるので、最後まで保証が続く安心感があります。

50%補償プランは通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプランで、手術は年間2回まで、1回あたり保険金の上限は100,000円までです。

特徴はペットの保険証が発行されること。この保険証を病院窓口で提示すると、自己負担額だけ治療費を払えばよく、保険金請求の煩わしさがありません。またLINEで保険金請求をすることもできます。

保険以外のサービスも多く、腸内フローラの検査やLINEでの獣医師による相談、迷子捜査サービスもあります。

アニコム損害保険株式会社
公式サイトはコチラ

保険名 どうぶつ健保ふぁみりぃ
運営会社名 アニコム損害保険株式会社
会社住所 〒160-8352
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階
電話番号 0800-888-8256
料金 小型犬:2,560円
猫:2,380円
お問い合わせ https://www.anicom-sompo.co.jp/inquiry/
特徴 15年連続ペット保険シェアNo.1に選ばれている実績があります。
公式HP https://www.anicom-sompo.co.jp/

ペット保険料金一覧・比較表 まとめ

ペット保険の料金相場を以下の表にまとめました。

ペット保険
会社名
小型犬の
月々の料金
猫の
月々の料金
補償内容
(50%補償プランの場合)
割引 特徴
ペットメディカル
サポート株式会社
1,430円 1,320円 入院・手術・車イスにかかった医療費の50%を補償する
年間最大補償額は110万円
・顧客満足度第1位
・年齢加算の見直しが3年に一度
ペット&ファミリー
損害保険株式会社
 
1,560円   1,310円    通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプラン
お支払い限度額は500,000
ー           ・日額制限・回数制限がない
・10歳以上の保険料が変わらない    

・獣医師の88%が推奨
アイペット損害
保険株式会社
2,480円 2,400円 通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプラン
年間補償限度額は728,000
多頭割引 ・推定年齢で加入できる
・保険金請求の手間がかからない
日本ペット少額短期保険株式会社 1,550円 800円 通院・入院・手術・歯科・パテラにかかった医療費の50%を補償するプラン
年間補償限度額は500,000
無事故割引
多頭割引
インターネット割引
・3つのプランがある
・日額制限・回数制限・免責金額がない
・楽天の保険比較人気ランキング第1位
アニコム損害
保険株式会社
2,560円 2,380円 通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプラン
手術は年間2回まで、1回あたり保険金の上限は100,000円
多頭割引
健康割増引制度
・ペットの保険証が発行される
・ペット保険保有契約件数は117万件以上

今回ご紹介したペット保険を取り扱っている保険会社では、月々の料金が一番安かったのは日本ペット少額短期保険株式会社で800円~、料金が一番高かったのはアニコム損害保険株式会社で2,560円でした。

小型犬と猫のそれぞれの料金をみてみると、小型犬の料金差は1,130円、猫の料金差は1,600円と保険会社により、かなりの幅がありました。このことから、保険会社により料金にも補償内容にも大きな差があると思われます。

また、保険会社により小型犬と猫との料金差も大きくなっています。

アイペット損害保険株式会社では、小型犬と猫の料金差が80円であまり開きがありません。

しかし、小型犬と猫の料金差が大きかったのは、日本ペット少額短期保険株式会社で750円でした。

ペットメディカルサポート株式会社は小型犬、猫共に料金が1,500円以下となっていて加入しやすい印象があります。

小型犬と猫の両方を飼っている家庭では、料金を考慮して保険会社を選ぶという選択もできそうです。

ペット保険の選び方

ペット保険の選び方

ペット保険に加入しようと思ったとき、最初に悩むのはどのプランを選べばよいのか、ということではないでしょうか。ペット保険にはプランが多く、迷う飼い主様も多いと思います。

ペット保険の選び方は、自分のペットに何かあったときどのような補償をしてほしいのか、ということを基準にします。

少額な通院の治療費を補償してもらいたいのか、入院や手術など高額な治療費の補償を求めるのか、それにより保険料も変わってきます。

ペットの種類により、かかりやすい病気というものがあります。どのくらいの治療費がかかるのかも把握しておきましょう。

慢性病になりやすいケースでは通院も多くなり、支払い回数に制限がない保険を選ぶほうがよいでしょう。

また、入院を伴う手術など一度に大きな出費がある場合に備えて、1回の支払いに限度額がない保険にするという選択もあります。

ペットが高齢になったときも継続で保険加入できるか、ということも重要です。高齢になるほど病気をすることが多く治療費もかかります。

このようなポイントを踏まえ、ペット保険の選び方をご紹介します。自分のペットに合った保険選びの参考にしてくださいね。

補償プランで選ぶ

ペット保険で最も多いのが、定率補償による補償プランです。補償プランには50%、70%、90%、100%があり、これは治療費の何%を保険でカバーするかという割合を表します。

補償割合が多いとその分保険料も高くなるので、保険を選ぶときには補償と予算のバランスをみて検討するとよいでしょう。

50%、70%の補償プランは多くの保険会社で取り扱っています。(ペットメディカルサポート株式会社、ペット&ファミリー損害保険株式会社、アイペット損害保険株式会社、日本ペット少額短期保険株式会社、アニコム損害保険株式会社)

100%の補償プランを扱うのはペットメディカルサポート株式会社で、保険料は高くなりますが、治療費の100%をカバーするので、手厚い補償を望む飼い主様によいでしょう。

また、補償プランには通院、入院、手術を全てカバーするものと、通院だけ、手術だけ、といった目的別に加入できるプランもあります。

日本ペット少額短期保険株式会社には、通院・入院・手術をカバーするもの、通院だけ、手術だけをカバーするもの、と3タイプのプランが用意されているので、必要最小限の補償を選ぶ飼い主様に向いています。

日本ペット少額短期保険株式会社の補償

日本ペット少額短期保険株式会社の補償

日本ペット少額短期保険株式会社公式サイトより引用)

ペット保険会社名 50% 70% 90% 100%
ペットメディカルサポート株式会社
ペット&ファミリー損害保険株式会社
アイペット損害保険株式会社
日本ペット少額短期保険株式会社
アニコム損害保険株式会社

日額・回数制限の有無

ペット保険では保険金の支払いに限度額があり、その範囲内で補償が受けられます。しかし、保険会社によっては一度に使える補償額の上限や回数を設けているところもあります。

そのような場合には、高額な入院や手術の費用も制限内の金額しか補償されません。また、補償が使える回数にも制限があり、通院などが度重なり制限回数を超えた分の補償は、受けることができなくなります。

日額制限や回数制限があるとせっかく保険に入っていても、思ったような補償が受けられず自己負担が多くなってしまいます。

ペットの通院などを控えたくない飼い主様は、日額制限、回数制限のない保険を選ぶとよいでしょう。

日額制限、回数制限のない保険にはペット&ファミリー損害保険株式会社、日本ペット少額短期保険株式会社があります。

ペット&ファミリー損害保険株式会社

ペット&ファミリー損害保険株式会社

ペット&ファミリー損害保険株式会社公式サイトより引用)

ペット保険会社名 日額・回数制限の有無
ペットメディカルサポート株式会社 補償限度日数(回数)は、通院20日(1日あたり10,000円まで)、入院30日(1日あたり20,000円まで)、手術2回(1回あたり100,000円まで)
ペット&ファミリー損害保険株式会社 1日あたりの限度額制限、支払い回数制限なし
アイペット損害保険株式会社 制限あり、支払限度日数(回数)は、次回の継続時にリセットされる
日本ペット少額短期保険株式会社 日額制限や回数制限は無い
アニコム損害保険株式会社 1年間(保険期間)に使える保険の回数は、通院と入院が、それぞれ年間20日ずつ、手術は年間2回まで
1日に利用できる保険金の上限は、通院・入院で14,000円まで、手術は14万円まで

更新年齢の上限で選ぶ

ペット保険の契約は1年間で、その後は自動更新されます。しかし、保険会社によっては更新時の年齢に上限を設定しているところもあり、このような保険では年齢が上限に達すると、契約を更新することができません。

高齢になると新規加入できる保険会社はあまりないため、新たに保険に加入することもできなくなります。若年のうちは比較的病気などの心配も少ないですが、高齢なペットには補償は大切です。ペットの高齢化に備え、終身加入できる保険を選びましょう。

ペット保険では年齢加算という、ペットの年齢と共に保険料もあがるシステムがあります。この年齢加算の幅が緩やかなほど、保険料の支払いが楽になります。

保険料が毎年あがるのは嫌だなと感じている飼い主様には、年齢加算の幅が緩やかな保険が向いているでしょう。

ペットメディカルサポート株式会社では、年齢加算の見直しが3年に一度なので、年齢加算の幅が緩やかで保険料の支払いもしやすくなります。

PS保険の保険料の年齢加算

PS保険の保険料の年齢加算

ペットメディカルサポート株式会社公式サイトより引用)

ペット保険会社名 更新年齢
ペットメディカルサポート株式会社 保険料の引き上げは3年に一度
ペット&ファミリー損害保険株式会社 10歳までは毎年保険料が上がる(10歳以降の保険料は同一となる)
アイペット損害保険株式会社 毎年保険料が上がる(犬は12歳以降、猫は9歳以降、保険料は同一となる)
日本ペット少額短期保険株式会社 毎年保険料が上がる
アニコム損害保険株式会社 毎年保険料が上がる

ペット保険の保険料を安くする方法

ペット保険の保険料を安くする方法

ペット保険は大切なペットのために必要ですが、毎月の保険料は少しでも安くしたいものですね。

ペットの保険料を安くする方法は、保険会社で用意されている各種の割引制度を使うことです。これらの割引に該当すると保険料を安くすることができます。

最近ではスマートフォンやパソコンなども普及し、インターネットを使用した保険契約も多くなっています。

また、マイクロチップを装着しているペットも増えつつあります。

複数のペットと一緒に暮らしているご家庭では、毎月の保険料が気になり、保険加入を躊躇しているかもしれません。

このようなインターネット契約やマイクロチップ、多頭飼いなどの条件に該当する飼い主様は、保険料を安くすることができます。

今回は、保険料を少しでも安くする方法を探している飼い主様に、適用されやすい割引をご紹介します。

インターネット割

インターネットを使って、保険会社のウェブサイトからペット保険を申し込むと割引があり、保険料が安くなるのがインターネット割です。

初回申し込みに限定されますが、郵送で申し込むより早く手続きをすることができます。

ペット保険には待機期間という、加入から一定期間は保険適用されない期間があり、保険に加入するなら早いほうが補償を受けるのに有利になります。

1日も早く保険加入したい飼い主様には、インターネット割を用意している、日本ペット少額短期保険株式会社(保険料10%割引)がよいでしょう。

日本ペット少額短期保険株式会社 インターネット割引

日本ペット少額短期保険株式会社 インターネット割引

日本ペット少額短期保険株式会社より引用)

多頭割

ペットを2頭以上飼育している飼い主様には、多頭割がある保険会社がオススメです。

アイペット損害保険株式会社 (2~3契約で2%、4契約以上で3%割引)、アニコム損害保険株式会社(月払は50円、年払は600円割引)が向いています。複数頭で保険加入すると保険料が安くなります。

アニコム損害保険株式会社 多頭割

アニコム損害保険株式会社の多頭割

アニコム損害保険株式会社公式サイトより引用)

ペットを何頭も飼っていると保険料が気になり、気軽に保険加入はできませんね。しかし、多頭飼いのリスクは、感染症などで複数頭が一気に病気になると、治療費が高額になることです。

多頭割を利用して安く保険に加入できれば、万が一のときにも安心ですね。

ペット保険会社名 割引
ペットメディカルサポート株式会社
ペット&ファミリー損害保険株式会社
アイペット損害保険株式会社 多頭割引
日本ペット少額短期保険株式会社 無事故割引・多頭割引・インターネット割引
アニコム損害保険株式会社 多頭割引・健康割増引制度

ペット保険でよくある質問・FAQ

ペットの年齢が分からなくてもペット保険って加入できるの?

ペットを拾った場合などは正確な年齢が不明ですが、推定年齢を申告することで加入できるペット保険もあります。推定年齢は動物病院で調べることができます。
(参考:アイペット損害保険株式会社|ペットの正確な生年月日が分からないのですが加入できますか?

ペット保険加入時の告知を怠るとどうなるの?

知識豊富なプロの調査員が調査を行うため、告知義務違反は見抜かれる可能性が高いです。告知義務違反となると、多くの場合は補償が受けられません。また、悪質性が高いと判断された場合は契約解除となる可能性もあります。契約解除の場合は、今まで支払った保険料の返還もありません。
(参考:アニコム損害保険株式会社|ペット保険の「告知義務」とは?告知内容と違反した場合について

ペット保険は何歳まで入ることができるの?

一般的には0歳から加入できます。ペット保険会社によって年齢制限の基準は異なりますが、8歳前後で加入できるペット保険が限られる傾向にあります。犬や猫の8歳~12歳は、人間に置き換えると40代後半~60代後半で、人間と同様に病気やケガのリスクが高まる年代です。
「いつかペット保険を」と考えている方は、ペットが8歳~12歳になるまでに保険の加入を検討しましょう。
(参考:アイペット損害保険株式会社|ペット保険に加入年齢制限はあるの?

ペット保険に加入できない病気って何?

ペット保険に加入するためには、ペットが健康である必要があります。悪性腫瘍・慢性腎不全・糖尿病・肝硬変・甲状腺疾患・膵外分泌不全などの疾患は加入できない可能性が高いです。保険会社によって加入できない疾患は異なるため、ペットに持病がある場合は複数のペット保険の加入条件を調べてみましょう。
(参考:アクサダイレクト|加入できない病気はありますか?

ペット保険に加入できるペットの種類は?

保険会社によって加入できるペットの種類は異なります。主に加入できるのは犬と猫ですが、ウサギやフェレット、鳥類などを取り扱っている保険会社もあります。
(参考:ペットメディカルサポート株式会社|ペット保険とは ~初心者でもわかる動物保険の基本

ペット保険に入る最適なタイミングはいつ?

ペット保険は、ペットショップやブリーダーからペットを迎えたタイミングで加入することをおすすめします。生後1年間は消化器官が未熟であったり、慣れていない家での生活で怪我や誤飲誤食をしてしまったりする可能性が高いです。補償の内容に制限の付きにくい若くて健康な時に加入するようにしましょう。
(参考:au損保|ペット保険の選び方で大切な7つのポイントとよくある疑問3選をご紹介

まとめ

ペット保険の料金相場は、月々800円~2,560円でした。

保険料が一番安いのは日本ペット少額短期保険株式会社で800円~、一番高いのはアニコム損害保険株式会社で2,560円と、ペット保険の料金相場にはかなりの差がありました。

また、補償の面においても、異なる点が多いという印象でした。

ペット保険の選び方は、自分のペットにほしい補償は何か、ということを考えて選びましょう。保険料と補償のバランスをとり、補償割合や補償プランを決めるとよいですね。

日本ペット少額短期保険株式会社では、通院、入院、手術のうち、必要最小限の補償を選ぶことができます。

現在のペットの飼育環境が、保険会社の割引に当てはまる飼い主様だと、保険料が安くなります。

割引には、インターネット割の日本ペット少額短期保険株式会社、マイクロチップ割の日本ペット少額短期保険株式会社、多頭割のアニコム損害保険株式会社があります。

ペットの治療費はときに高額になります。ペット保険は万が一のためのもの。いざというときに使えない保険では困りますね。

自分のペットに合った補償割合や補償プランのペット保険を選びましょう。

大事なペットの保険を検討している飼い主様に、失敗のない保険選びの参考に役立ててほしいと思います。

ペット保険の比較表

画像 PS保険 げんきナンバーわん スリム うちの子 いぬとねこの保険 どうぶつ健保ふぁみりぃ
保険名 PS保険 げんきナンバーわん
スリム
うちの子 いぬとねこの保険
ネクスト
どうぶつ健保ふぁみりぃ
運営会社名 ペットメディカル
サポート株式会社
ペット&ファミリー
損害保険株式会社
アイペット損害
保険株式会社
日本ペット少額短期
保険株式会社
アニコム損害保険
株式会社
小型犬の
月々の料金
1,430円        1,560円        2,480円        1,550円        2,560円       
猫の
月々の料金
1,320円 1,310円 2,400円 800円 2,380円
補償内容
(50%補償
プランの場合)
入院・手術・車イスにかかった医療費の50%を補償する
年間最大補償額は110万円
通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプラン
お支払い限度額は500,000 
通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプラン
年間補償限度額は728,000 
通院・入院・手術・歯科・パテラにかかった医療費の50%を補償するプラン
年間補償限度額は500,000 
通院・入院・手術にかかった医療費の50%を補償するプラン
手術は年間2回まで、1回あたり保険金の上限は100,000円 
割引 多頭割引 無事故割引
多頭割引
インターネット割引
多頭割引
健康割増引制度
特徴 低価格で顧客満足度も高く、補償内容に定評があります。 獣医師の88%が推奨する、時間外診療も補償してくれる保険です。 ペット保険に関する数々の賞で23個のNO.1を受賞しました。 補償内容の異なるネクスト・ライト・ミニの3つのプランがあります。 LINEで簡単に保険金を請求することができます。